【考える葦】

某男性アイドルグループ全活動期メンバーで、左利きな彼(稲垣吾郎)を愛でる会

9月9日によせて

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本日、2018年9月9日(日)で吾郎さん、剛くん、慎吾くんの3人が2017年9月8日契約期間満了に伴い、ジャニーズ事務所を去って丸一年となります。当時、この先彼らはどうなるのかまったくわからない状態で、でもこれからの吾郎さんらに望んだのは下記の気持ちでした。 

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そしてこの1年、改めて感じたことをこの機会ですのでこちらに残しておこうと思います。ただし、あくまでも個人の考えにすぎませんし、どちらかといえば優しくはない思考をするタイプですので、それを踏まえた上でこの先の閲覧をお願い致します。

 

 

まず前提としてはっきりしているのは、SMAPというグループは2016年12月31日をもってして解散した、それのみです。やれ、ジャニー vs メリーだ、メリー vs 飯島だ、ジュリー vs 飯島だの、その内紛にSMAPは巻き込まれただの色々なネット記事が、そしてファンの中での通説がまことしやかに流れていますが、絶対的な証拠がない以上はすべて憶測にしかすぎません。

そしておそらくですが、当事者たちも皆、本当にところは何があってこういう結論に至ったのか、すべてを把握している人はほとんどいないのではないかなと思っております。それだけこの件については様々な思惑が入り混じった結果だったのではないかなと、あくまでも想像ですけどね。ですので、そこに至るあれこれについて今後も述べるつもりもありませんが、結果として彼らが25年間全力で走り続けて、守ってきた形は失われ、改めて40を過ぎた自分たち(慎吾くんはまだ40手前でしたが)の人生を振り返り、そしてこれからについて真剣に考えたはずです。そこではグループの一員としてだけではなく、一人の男性として、他の人の思惑etc.関係なく、これからどう自分が生きたいか、そのためには様々ある選択肢の中でどれを選べばよりベターなのか。一人、ひとりが真剣に考え、悩み、苦しみ、そして出された結論が今なのだと思います。

GQ JAPAN 2018年1月2月合併号』の“Men of The Year 2017”の鈴木編集長によるインタビューで吾郎さんはこう語っています。

 

“決断するにあたって、だれかに相談しましたか?”
吾郎「スタッフとかメンバーとは話し合って、通じ合っていたつもりです。でもやっぱり決めるのは最後は自分なので。じつは話を聞いてもらいたいとか、甘えたい気持ちがあって相談とかはしましたけれど、決めたのは自分です。自分の道は自分で切り拓いていくしかないので」
GQ JAPAN 2018年1月2月合併号』より一部抜粋
 
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“そう考えると、尊敬しあえるメンバーを集め、育てた事務所というのも、偉大といえば偉大ですね”
吾郎「それはそうです。会社があって、ジャニー(喜多川)さんがいらっしゃって、そこから生まれたわれわれなので。生んでくれたことへの感謝の気持ちはずっと変わらないですね。“あぁ、あの時ああしておけばよかった”と思うこともなくはないけれど、こっちを選んだ方がこれからの人生をより理想に近いかたちで進んでいくことができるのかな。自分を肯定して迷わずに行けるのかな、と思いました。ずっと後悔しながら生きていくのも嫌だし、自分で決めたことなら納得できますし、今がいいと思いたいですし、今が未来ですし――」
GQ JAPAN 2018年1月2月合併号』より一部抜粋

 

これはあくまでも吾郎さんに対するインタビューですが、おそらくは全員がその考えのもとに出した答えなのだと私自身は思っています。

そこからAbemaTVの「72時間ホンネテレビ」のチャレンジに始まり、様々な場所でそれぞれの新しい地図を描き始めた吾郎さん、剛くん、慎吾くんの活動については今さら語るまでもなく、上記にリンクした2017年9月9日に書いたこれから先に望むものがきちんと形になっていると実感しています。

もちろん、多くのファンが望んでいる形が何なのかは彼らも十分理解しています。理解はしても、提供できるものと提供できないものがある。それを踏まえた上で、吾郎さんは今出来るものをエンターテイメントという形で少しでもファンの皆さんに喜んでもらえるよう努力しているのだと思います。この先については吾郎さんが週刊文春の阿川さんとの対談で語ったようにわかりませんし、きっと、目の前にある出来ることを一つ、ひとつやっていく先に見えてくるものなのでしょう。

大きな庇護となってくれた事務所を飛び出すことは、それこそ3人が3人ともに口を揃えて“ゼロになる覚悟”だったと語っています。その“ゼロになる覚悟”の上で

 

吾郎「新しいスタートを切って、今が一番幸せです。これまでがつまらなかったわけではありませんが、今が一番楽しいですし、皆さんにも今が一番楽しいと思っていただきたいので、そのお役に立てたらなと思います」
舞台『FREE TIME,SHOW TIME“君の輝く夜に”』カーテンコールより

 

今が一番幸せだと言える強さ、そしてファンにも幸せだと思ってもらいたいというエンターテイメントの世界に属する覚悟が伝わってきます。吾郎さんのファンで良かったなと思いますし、その吾郎さんにいただいた幸せを少しでも返すためには、やはり当たり前ですが応援の声を上げ続けるしかないわけです。吾郎さんたちが目の前にある仕事を一つ、ひとつクオリティ高く、丁寧にやっていくのと同じで、今、ファンが出来ることも目の前にあるものを焦らず一つ、ひとつ楽しみながら応援していくのみだと思います。そう、今ファンが感じている幸せは彼らの多大なる努力の上に成り立っているものだということをファンは忘れず、でも怒濤の日々をまた吾郎さん、剛くん、慎吾くんと一緒に楽しみながら過ごしていきたいですね。