『男と女の理不尽な愉しみ』と『ゴロウ・デラックス』
2018年を迎えて最初の放送となるのが、第280回目のゲスト林 真理子さん(63歳)と壇蜜さん(37歳)のお二人。
今年のNHK大河ドラマ『西郷どん』の原作者でもあり、直木賞選考委員も務める林さんはプライベートでは結婚、出産を経験し、女の幸せのすべてをつかんできた女と言われ、かたや妖艶な雰囲気で日本の男を虜にした壇蜜さんは最近では作家としての顔を持つ自立した独身女とまったく異なる二人が男女問題について赤裸々に対談したのが今夜の課題図書となる、
「男性の不倫は復帰が早い」、「年に1、2回はメンテで抱かれる」など世の中の【男女問題】50のテーマで語り合った1冊。
林さんは壇蜜さんを前から頭のいい、彼女の頭の中がどうなっているのかが聞きたかったのでお話をいただいて嬉しかったそうです。そして対談した結果、作家の林さんでも思い浮かばないようなシュチュエ―ションを出したり、予想を超える結果が出てくるのでどう対処していいのか、おばさんタジタジだったそうで💦
それを聞いた吾郎さんもカメラスタンバイ中、壇蜜さんに"射手座のこと、下半身が獣なんですがと言われてドキッと"してしまったそうで、目の前に置かれたマグカップに描かれている星座はそれぞれの誕生日に関係していると言われた壇蜜さんが、
吾郎:そうなんですか?
壇蜜:下半身獣(ケモノ)ですよ。
吾郎:本当ですか。
壇蜜:ほら(マグカップに描かれているケンタウロスを見せる)
吾郎:自分の下半身が獣(ケダモノ)だということに気づかなかった。
吾郎:そうだ、射手座下半身、馬なんだ。獣? なんでこの人、俺のことわかってんだって。
林:まあ、獣なのね……。
ということで林真理子さんも惚れ込んだ壇蜜さんの鋭いコメントがわかる部分を吾郎さんが壇蜜さんを、そして外山さんが林さんのパートを朗読。
2017年、50歳まで一度も結婚したことのない割合を示す"生涯未婚率"が男性20.1%、女性10.6%と過去最高を記録し、社会問題にもなっている。この問題に壇蜜さんはどんな解決方法を提案するのか。
林(外山):私の身近には独身の女性編集者が大勢いるんだけど、みんな「結婚しなくてもいいんです。老後に備えて自分でいろいろやってるし」という感じなのね。だから世の中の独身女性も「いまさら男は要らない」という方向に進んでいるんだと思ってたんだけど、実はそうじゃなかった。て、みんな「結婚はしない。でも出会いの場がない」とボヤいてる。どうしたらいいのか分からない。
壇(吾郎):合コンには行くけど、「飲み会の席でガツガツするのはみっともない」と言う人もいます。
林(外山):それで「どうすればいいのか」と言われても、困っちゃうな。
壇(吾郎):そういう人には、私は必ず「損してみたら?」と言いますね。
林(外山):えー。それ、どういう意味?
壇(吾郎):多くの女性って、ずっと「得したい」と思ってきたわけですよ。
できるだけ損をしないように生きてきた結果、いまがあるんですね。
だったら、いっぺん損をしてみるのもいいんじゃないかと思うんです。
いままでなら「絶対この男とは無理!」と思って避けてきたような相手と寝てみたら?と(笑)。
林(外山)そっかー。私、この歳になって、やっぱり男は学歴や収入より顔や外見が大事だと思うようになったんだけど、なかには男の見た目がどうであれ東大出身というだけで好きになれる女のひとがいるでしょ?
あれって一種の才能だと思うのね。これは得してる? 損してる?
壇(吾郎):それは「得したい」とトコトン向き合った結果、良い方向に行ったんじゃないでしょうか。
損してみたら?
壇蜜さんの人生のモットーとして「しなくてもいい苦労をする」というのがあり、しなくてもいい苦労をすることで自分に若干の余裕と愛情が広がっていくような気がすると。壇蜜さんは奉仕活動やボランティア精神みたいなものを散々叩きこまれて育ってきた環境だったのも手伝っているかもしれないけれど、あえてそういう苦労をすることで無理矢理損する時間を設け、否定しないで生きてみようと思うようになったそうです。
たとえ自分が無駄だと思ていても、相手が楽しそうにしているのであれば、そこに価値は出てくるのではないかと。
自分があまり好きじゃない男でも奉仕し、幸せにする事で自分自身を高める。
対談の中でそういう話になり、林さん曰く、"男にいつか恨まれるよ"と言ったところ、"大概首狙ってきます"と……今までよく無事で生きていらっしゃったものです(おじいちゃんが後ろについているのだとか)
壇蜜との恋愛は「一生ドッキリ」
話を聞くと相手の押しに弱いのかと思いきや、実は壇蜜さんは相手を押すタイプらしく、それを聞いた林さんが"壇蜜さんから来てくれるのなら男の人喜ぶでしょう"と言ったところ、男の人はドッキリかよと言うらしく 、それを聞いた壇蜜さんは"一生ドッキリなんだよ"と。それを言われると男性は舞い上がるそうです(吾郎:それが壇蜜だ!)ちなみに"納骨までドッキリ"とのことで、それを言われた男性によっては「俺はダメになる」と逃げちゃう人もいるのだとか(パーカーと熱帯魚を置いてね)
ちなみに吾郎さんは"一生ドッキリな恋愛"がいいそうですw
東京五輪を独りで見るのが耐えられない女
『東京タラレバ娘』の東村アキコさんに会ったときに、彼女も皆結婚しなくてもいい人たちばかりだと思っていたら、ある日、"2020年の東京オリンピック独りで見るの嫌"と言い始め、周囲にいる人たちも皆、"私もそう、それは耐えられない"と頷いたという話を林さんがし、吾郎さんが壇蜜さんもそう思うのか尋ねたところ、
「おひとりさま」にやさしい環境を作ってきたのに、結局みんな結婚したい事にびっくり!
壇蜜結婚問題
壇蜜さん自身は焦ったりだとか、結婚願望があったりはするのかという問いには、
タレントとして自分のような売り出し方をしている人間が結婚をしていいの!?
「人妻カレンダー」とか見たいのかなと思うと壇蜜さんに対し、お母さんになられるのは嫌かもしれないと林さん。林さん曰く、
「母親」になると女は凡庸になっていく。
世間が不倫を許さなすぎ問題
そして続いてのテーマが【不倫】
壇蜜:一人一つ持ったのに、なんでまた他所に手を出すのさ!っていう、一人一つも持てなかったことがしんどかった人たちもいるって思うんですね。その人たちが社会や消費者目線で繋がりやすくなったということですよね。で、そもそもいけないことですから、いけないことをいけないと言って、何が悪いのさ!ってなるとやっぱり反論すると悪人になっちゃうから、なかなか触れにくい問題ですよね。
吾郎:触れにくい問題ですよね。そもそもがいけないことですから
(中略)
吾郎:このタイミングで謝ったら大丈夫だとかさ、そういうのも最近言われてません? すぐ謝ったらいいとかさ。相手の奥さんの神対応だと良いとかさ、そういうのよくわかんないんですけど、僕。
林:奥さんの神対応って気持ち悪いよね。
吾郎:そもそも。
林:打ち殺しているわけでしょ、感情を。
壇蜜:そうですよね、絶対カラカラ笑って許しますじゃない気もしますけどね。
林:まあ、吾郎さんは独身だからね。不倫、人妻としない限り不倫じゃないもんね。
吾郎:そうなんですよね。
壇蜜:人妻以外はそうですね。
吾郎:僕の相手が人妻だったら僕も不倫ですもんね。そりゃあね、絶対ないですよ。
壇蜜:人妻?
吾郎:ないとは言い切れないってこと?
壇蜜:もしかしたらパンを咥えて、道でぶつかるかもしれないじゃないですか。
吾郎:まあ、何があるかわかんないですよね、でも。男と女は。
林:そうです。そういうふうに思ってくれたらいいのにねえ。
そんな不倫についての話題が尽きない中、吾郎さんが林さんへの心配事として、自分がもし結婚するとしても相手をちゃんと認めてほしいと。林さんとしてはちゃんと素晴らしい人と結婚するとは思うものの、良い人と結婚して、いい家庭を築いてほしいと母の心境。というわけで、
稲垣吾郎結婚問題
今までの吾郎さんの話を聞いていると結婚する気はないとバッサリ切る林さんw
以前より吾郎さんに紹介しますよと仰っている林さんに、吾郎さんはどんな女性と合いますか?と外山さんが尋ねれば、"自分で凄く仕事を持っていて、男の人に頼らない(吾郎:そういう人がいいです)30代後半になってきたのでちょっと子どもが欲しいかなあみたいな。でも住むところは変わらない人がいいんじゃないか"
そういう人いるんですか?と尋ねる吾郎さんにいますと林さん。前から吾郎さんに紹介したいと言っている女性がそのタイプなのだとか。
知られざる稲垣吾郎の母
壇蜜さんはやはり息子さんにとって母親は特別な位置にいる女性なので、吾郎さんのお母様は一体どんな方なのかという問いかけに対しては、
壇蜜:怒られたことあります?
吾郎:ほとんどないです。甘やかされて育ちすぎました。一度も怒られないし、何も否定されないし、“こんなんじゃダメだろう”って。
壇蜜:思ったんですか?
吾郎:いやいや、思いますよね。
壇蜜:何かしてもらった思い出とかありますか?
吾郎:うちの母は新聞配達をしてたんで、あの団地育ちで、何か家で一人で待ってるのが寂しかったから、母の夕方のその新聞配達に結構つきあって。団地なんでその新聞配達も何か効率よく出来るんですよ。上から降りて。エレベーターのところに何十紙も置いて、いっぱい。
壇蜜:それを配って歩く。
吾郎:そう、それを一緒にやっていた記憶がある。最初1階から11階までエレベーターで新聞を置いて上がっていくんです。11階から降りていくんです。足りなくなったら足して、足りなくなったら足してって。それをずっと母と一緒にやっていた記憶があって。
林:新聞だから今も好き? よく読まれる?
吾郎:そうですね、意外と紙は好きですよ、本も好きですし。
そんな吾郎さんのお母様の性格を踏まえ、壇蜜さんが吾郎さんにオススメする女性は?
壇蜜「王子様ですから。タレントであって王子様ですから、王子様に相応しいのはやはりルーティーンを持っている人。王子様は生活が不規則でいらっしゃるから、私には流れというものがきちんとあるから、いつ帰っても大丈夫ですよって人がいい。コンビニの店員か、お弁当屋の娘をオススメします」
山田くんの消しゴムハンコ
コメントを読んでいただければお分かりかと思いますが、林さんが若干ふっくらと誇張→膨張気味となってしまった今回の消しゴムハンコw 頑張れ、山田くんw
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