【考える葦】

某男性アイドルグループ全活動期メンバーで、左利きな彼(稲垣吾郎)を愛でる会

『不可避研究中』第1回放送“ジェンダー”

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NHKの新ジャーナル番組として発表された『不可避研究中』の第1回の放送が27日(金)に行われました。番組が発表されてからTwitter上では第1回目のテーマとして掲げられた「ジェンダー」について専門ではなく、むしろ日ごろは異なる分野で活躍しているディレクターが月曜日から金曜日の曜日ごとにチームとして研究、発表してきました。各曜日が掲げるものはこちら。

 

これを30分番組でどうまとめて放送していくのだろう?という不安はありましたが、あくまでも番組としては 「難しい問題を“考えたくなる”きっかけを作りたい」その入り口を見せて、そこから先は個々で調べ、考えてほしいという番組なんでしょう。
事前にTwitterを追いかけて、各曜日ごとの内容を把握していると番組はよりわかりやすく、でも番組だけを見てこの内容ではいまいちわからない、知りたいと思う方はTwitterを見て、詳細を知ってもらいたい。さらにいえば、より詳しく知りたい方は自分で調べて知っていってほしいという思いもあるのかもしれません。
ネットと連動する形という意味では一方ではなく双方向の、さらにいえば、視聴し、興味を持った方が自発的に情報を知ってもらうための新しい形のジャーナル番組かもしれません。

MCの40代で吾郎さん、そして報道・情報番組のメインを務めたこともあって、10代までアメリカで生活を送っていた30代の市川紗椰さん、20代としてタレントを目指しYouTuberとして活動しているそわんわんさんが曜日ごとの動画を見て、それぞれ率直な意見を、時には厳しい意見もありますが述べるという内容。これはただテーマがテーマなので、一歩間違うと炎上する可能性もありあえるのですが、そこは吾郎さんがMCということもあり、3人ともに気負うことなく率直に語り、掲げるテーマに硬い番組にもならず、ふんわりとした雰囲気が漂っているような気がします。

今回、特に感じたのはMCとしての吾郎さんのバランサーとしての能力。
元々、ファンの方はご存知のように吾郎さん自身は常日頃からジェンダーについて構えることなく寛容な人です。でも番組を見て語ったジェンダーレストイレの話題でそれを嫌だという人もいるよね。そういう人も認めてあげなきゃいけないよね』ジェンダーをテーマにするとやはりというか、一方へと偏ってしまいがちになりますが、それをさすがのバランサーで反対方向の視点もきちんと入れて発言出来る、そういうフラットな姿勢がMCとしても良かったです。
誰もを否定せず、自分の価値観を押し付けたりもしない。だからこそ、この難しい誰もが避けて通れない、世の中の「不可避なテーマ」を自由研究する番組のMCには稲垣吾郎が必要なのだと思いました。また市川さんも、そわんわんさんというキャスティングも良かったです。

ただ如何せん、30分はやはり短かった。
Twitterと連動しているからとはいえ、誰しもがTwitterを見ているわけではなく、誰しもが興味を持って後はTwitterを見るかとアクセスしてくれるわけではありません。企画の狙いとしては面白いなと思うので、出来ればTV番組内である程度形作りはしていただき、そこから+αを求める人はTwitterへと促す形に出来るのがベストなんじゃないかなと思いました。まあ、これはNHKさんに感想として送りたいと思います。そして次の放送は2月28日(金)と間が開きます。テーマは、

この第2回でどう変化していくのか、楽しみにしたいと思いますし、そのためにも各曜日ごとにUPされるTwitterの企画動画にもジャンジャン感想を届けてほしいと思いますので、どうかよろしくお願いします。   

f:id:kei561208:20180622175426p:plain 各曜日ごとの動画

f:id:kei561208:20180622175426p:plain 3人が最も続きが見たくなった企画は?

f:id:kei561208:20180622175426p:plain 各反省会&コメント