- 考える葦 -

某男性アイドルグループ全活動期メンバーで、左利きな彼(稲垣吾郎)を愛でる会

『孤独という名の生き方』と『ゴロウ・デラックス』

2017年7月6日放送の『ゴロウ・デラックス』第256回目のゲストは、2009年に同じTBSの「マイフェアレディ」で歌舞伎町デート(吾郎:面白いロケ)をしたことがある家田荘子さん(58歳)

というわけで本日の課題図書は、

 

孤独という名の生き方 ―ひとりの時間 ひとりの喜び

孤独という名の生き方 ―ひとりの時間 ひとりの喜び

 

 

吾郎「まさに、僕たちのことですね(`・ω・´)シャキーン」(:そうですね(`・ω・´)シャキーン)←

本日のゲスト、作家・家田荘子さんといえば、1986年に極道の世界に生きる女性たちに焦点を当てた『極道の妻たち』を出版すると何度も映画化され、興行総収入70億円の大ヒットを記録。ノンフィクション作家として家田荘子の名を知らしめます。その後もエイズ患者や女子刑務所、歌舞伎町の人々など社会に一石を投じる作品を精力的に書き続けるノンフィクション作家。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 作家となったきっかけ

f:id:kei561208:20170413024747j:plain 1982年(20代)……ノンフィクション作家の原点として、取材記者としてスカウトされる。⇒当時、色気と身長が足らないとなかなか女優としてプロダクションがスカウトしてくれなかった家田さん。自分で様々な場所に売り込みに行った際、とある雑誌社で"何が流行っているのか?"と尋ねられ、風俗や薬物など答えていたら"それを書いてみてよ"と言われて書いたのがたのがきっけ。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 『極道の妻たち』ヒットの裏側

f:id:kei561208:20170413024747j:plain 1986年(20代)……『極道の妻たち』を出版し、大ヒット。

www.huffingtonpost.jp

1985年、暴力団抗争が激化していく中、女性目線で極道の生活を書くことを思いつき、暴力団幹部に直談判し、自宅に住み込んだ家田さん。1年8ヶ月の取材期間、一カ所だけではなく全国レベルを取材。抗争の最中ということもあり、いつ火炎瓶が投げ込まれるか、ダンプカーが突っ込んできたり、またピストルの弾が飛んでくるかもわからない状況だったのもあり、胃痙攣と神経性胃炎となり、髪の毛も白髪となり、後ろもハゲてしまったそうです。ただ「愛した男がたまたま極道だった」というセリフを聞いたとき、この言葉を世に出したいという強烈な欲求があったため、取材を続けることが出来たそうです。

f:id:kei561208:20170413024747j:plain 1991年(30代)……『私を抱いてそしてキスして―エイズ患者と過した一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

www.bunshun.co.jp

f:id:kei561208:20170523013943j:plain エイズへの意識を変えた『私を抱いてそしてキスして』

当時は"受話器でエイズが移る""握手でエイズが移る"と間違った情報が流れていたエイズ。その誤解をどう解いたらいいのかと考えたときに、家田さんご自身がこの病気を理解し、報道することだと思った家田さん。しかし、家田さんの中にも偏見は存在し、なかなか払拭することが難しかったものの、当時の御主人が転勤でアメリカ本土に行くことになり、一緒についていった家田さんはエイズがとても身近なことに驚きます。そしてボランティアと取材をさせていただくことになったのです。

ちなみに家田さんは取材する際は相手の心の中に踏み込んでいかねばならないため、常に一人で取材に行かれるそうです。

f:id:kei561208:20170413024747j:plain 1998年(40代)……『三浦和義氏からの手紙―「ロス疑惑」心の検証 』を出版。

"どういう人なのかな?"という疑問に、たまたま顧問弁護士が同じだったのもあり、どういう人なのかを尋ねたところ、自分で手紙を書いてみたらいいと言われたのがきっかけ。以来、コンタクトを取り続け、4年間やり取りを続けた家田さん。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain ノンフィクション書く上で大切なのは"自分の感情"

たとえば三浦氏とのやり取りの中、この言葉がなければ……と思うことは多々あった家田さんですが、本にする中で"この言葉がなければ…"と思いながら書きたくはないため、その場合は一切書かないようにされているそうです。

この手の取材をしていくには相手との信頼関係を築くことが大切なため、危険なことはほとんどないのですが、まだ駆け出しのころ、取材対象に政治家がやっているというのがあって、それをやろうとしたら裏社会から脅しが来たことはあったと。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain もう一つの顔、僧侶

1999年に得度*1し、修行をして2007年には伝法灌頂*2して僧侶となった家田さん。しかし僧侶となったとはいえ、ノンフィクション作家の目の付け所は変わりはありません。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 孤独を感じるのはどんな時?

吾郎「外山さんって孤独感じるときありますか?」
外山「病気になって(吾郎:あ、病気かあ)、2日人と話さないと"ちょっと寂しいな"と思いますけど」
吾郎「2日……」
外山「2日くらい、経たないと……」
家田「私、1週間平気!口数少ないので、1週間ぐらいは平気で」
吾郎「朝ごはんとかちょっと独り寂しくない?」
外山「朝ごはんね、朝ごはん言いますよね」
吾郎「朝って食卓家族でしていたイメージが強いから」
外山「あ~、皆でね」
家田「朝ごはん、作られる?」
吾郎「作ります。作ってまでやってると、意外と独りだとね……」
家田「作るからですよねえ」&外山「ねえ」(瞬殺しないであげてw)
吾郎「作ったほうが身体に良いんです」
家田「そりゃ、そうなんですけど」
2017年7月6日『ゴロウ・デラックス』放送分より一部抜粋

 

その他、夜独りで飲みに行くのも平気な外山さん。家で独りでいるのも、独りで散歩とか……家田「それ当たり前……」(だから瞬殺しないであげてw)

近所の公園などを散歩するときにはたまに話し相手がいてほしい吾郎さん。ただし、例え恋人同士であってもお忍び旅行やお忍びレストランは出来ても、週刊雑誌の記者がいますからお忍び散歩は出来ない吾郎さんなのです。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 家田さん流、孤独との向き合い方

そんな家田さんが考える、孤独との向き合い方について吾郎さんが朗読します。

吾郎「"孤独"というと、最近では"孤独死"とか"孤独生活"といったマイナスのイメージで捉えられがちです。
また、"孤独な人ね"と優越感に浸って悪口を言う人もいます。でも、"孤独"の本当の意味は違うのではないでしょうか。
"孤独な人"というのは、独りですごすことの楽しさを知っている人、ひとりの時間を自分らしくすごすことのできる、味のある人ではないかと私は思うのです
人と同じことをし、流行に流され、皆と一緒でいることに安心を感じる人々が、とても多いこの世の中で、孤独を受け入れられる人というのは、人に媚びず、自分自身を理解した上で、ひとりでいる時間を大切に生きている人だと私は思います

 

吾郎さんが読んで思ったのは、自分の周りにいる人々、ヒロくんやしのぶくんも独りでいることが上手だからこそ、吾郎さんもつきあいやすいのかもしれないと。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 家田さんが考える孤独とは?

別に社会を拒絶しているわけでもなく、人と一緒に過ごすことから離れているわけでもなく、社会生活をした上で、それをちゃんとしているからこそ、自分の生活を大切にできると思うのです。ただなぜか孤独=可哀想な人という色をつけられがちだし、特に女性はそういう傾向が強い。

そんな孤独に家田さんが着目したのは、現代社会では65歳以上で1週間誰とも喋らないという環境の方がとても多くなっているそうで、そういう方には殻に閉じこもるのではなく、自分が何をしたいのかを考えて自らの足で一歩前に出て、"孤独にさせられる"のではなく、"孤独は自分で掴んでいくもの"としていけば孤独であることが寂しいものにはならないと家田さんは考えます。

もちろん、人といることで満たされることはあるものの、あっという間に時が過ぎてしまったり、人と合わせることで感じるストレスを背負ってまで一緒の行動をしなくても、自分の時間を、生き方を大切にしていけば孤独の時間を楽しむ、その人なりの生き方は出来てくると家田さん。

また課題図書では家田さんの経験から、いわれなき誹謗中傷や偏見に負けない考え方についても書かれているので、そこを外山さんが朗読します。

 

外山「"離婚を繰り返すとんでもない女"と、陰口だけでなく、面と向かって言われたこともありました。
でも、しょうがないではありませんか、上手くいかなかったのですから。
言いたいことを言わせておけば、そのうち、その人たちも飽きることでしょう。そういう人たちの言葉やSNSに一喜一憂していたら、ストレスだらけになって自分自身が可哀想です。
誰に何と言われようと、その人たちは私の人生を背負ってくれるわけではありません。人それぞれの人生に答えも正解も一つではありません

 

吾郎さん自身はネットはあまり見ないようですが、やはり凄いというのは耳にしているようですし、外山さんは繋がっているようで繋がっていない、ネットの浅さを感じているようです。家田さんとしては、繋がっている人が少ない=格好悪い、恥ずかしいという気持ちがあって、無理をして多くの人と繋がろうとしているように感じではいるそうです。もちろん、吾郎さんが言うように距離感を以て、上手くつきあっていけばネットというものは非常に便利だと思いますが、ネットリテラシー以前の問題として、ネットとの付き合い方は確かに大切だと思います。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 4度の結婚でわかったことは

結局、家田さんは現在4度目の結婚をして15年ほど経ちますが、その経験を踏まえて結婚で分かったことは何かと問われれば、

家田:まだ4度しかしていないので未熟者ですけども、人は何回でも花を咲かせられるんだなあと思いました。そして、もしも離婚すると人からいろんなことを言われるとか、寂しいからと思ってしがみついてるとしたらですね、散っていく花を落とさないよう執着するよりは、もう潔く一回全部花びらを落としちゃって、そこから新しいスタートをするっていうのもいいんじゃないですかと私は思うんです。
2017年7月6日『ゴロウ・デラックス』放送分より一部抜粋

 

原稿を書いているときに人の気配があると書けない家田さんと今の御主人は隣町に住み、別居生活を送っています。とはいっても一人で解決できないときにはアドバイスを貰ったりしますし、お遍路のときには家田さんの足が速すぎるため一緒には行かないものの、山行や水行にはつきあってくださるそうです。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 今、取材している「熟年婚活」

そんな家田さんが注目し、取材をしているのが熟年婚活

現在は若い人よりも熟年婚活をしている方は多く、離婚している方や早くに死別してしまった方などが多いので、独りの生活をしている方は想像している以上に多いそうです。そういった方々の婚活バスツアーに乗って取材をしたりしている家田さん。

dot.asahi.com

実際に取材してみてわかったのは、大阪の婚活バスツアーはトレーニングウェアみたいな、ラフな格好で来る人もいるそうです。逆に東京はオシャレですが、会話は少なく、大阪は会った瞬間からワー!と盛り上がるのだとか。(吾郎ねるとん紅鯨団みたいですね)恋愛したいという気持ちが素敵じゃないですかと外山さんがいえば、どうぞ、どうぞと吾郎さん……まあ、家田さんが仰るように自分らしく、そのままで幸せならいいんじゃないでしょうか、お二人とも。そして私も←おい。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 山田くんの消しゴムハンコ

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 "孤独"がテーマということで、スタッフに部屋へと閉じ込められて、事前の連絡もなしにゲストの消しゴムハンコをひたすら彫り続ける時分を消しゴムハンコにしてみせた山田くん。しかし、なぜかご自身よりほっそりしたイケメンに見えるのは気のせいでしょうか、山田くんw

 

改めて今回のテーマの"孤独"ですが、Twitterにもツイートしましたが、昨今は言葉の持つイメージがいつしか"孤立"という社会から外れた意味合いが強くなってきたように感じます。家田さんが吾郎さんが語るように、"孤独"の意味合いはそこまでネガティブなものではなく、選び取る自由さもあるはずです。そういう意味では課題図書を通じ、家田さんは本来の言葉としてのイメージをきちんと伝えたいのかなと感じましたし、きちんと吾郎さんはそれを受け取ったのではないでしょうか。

"散っていく花を落とさないよう執着するよりは、もう潔く一回全部花びらを落としちゃって、そこから新しいスタートをするっていうのもいいんじゃないですかと私は思うんです"ある意味、リスタートを切ろうとしている吾郎さんにとって、背を押してくださる素敵な言葉を番組を通じ、吾郎さんに贈っていただけたような気がする回でした。

というわけで、こんな素敵な番組がこれからも継続できるよう視聴された皆様のTBS、並びに番組公式HPへの感想をお願いします。

 

ゴロウ・デラックス 
〒107-8066 TBSテレビ『ゴロウ・デラックス』御中
〒107-8066 TBSテレビ『編成部』御中
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視聴者サービス部宛メッセージフォーム|TBSテレビ(要望宛)

 

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 『Book Bang』さん記事

恒例、『Book Bang』さんによる『ゴロウ・デラックス家田荘子さん出演回の記事がこちら↓

www.bookbang.jp

 

*1:入門した儀式。剃髪し戒を守ることを誓約し、戒名をもらうした

*2:真言宗で受け継がれてきた秘法を伝え、受け継ぐための儀式。この儀式で阿闍梨となり、僧侶資格を得る。