『変態紳士』と『ゴロウ・デラックス』
2018年12月20日放送、今年最後となる『ゴロウ・デラックス』第326回目のゲストは、俳優・髙嶋政宏さん(53歳)
髙嶋忠夫さんと寿美花代さんをご両親に持ち、弟は同じ俳優の高嶋政伸さんという芸能界のサラブレッド。ドラマ、映画、舞台に活躍し、個性派俳優のイメージが強い高嶋さんだが、何とSMや食への異常なこだわりを曝け出した怪エッセイを出版し、話題に。
というわけで、今回の課題図書は、
この表紙で髙嶋さんが身に着けている首輪は、実際に髙嶋さんがよく行かれる歌舞伎町のお店で使われているもので、M女とM男の色んなものが染み込んだものだと。
例えば俳優だったら演技に、料理人だったら食材。そういうふうにこだわり抜く。そういう人を僕は変態だと思っている。一直線に、本人はそれをごくごく普通だと思っているけど、周りから見るとおかしいと。 by髙嶋政宏
「フェチ」を軽く使いすぎ?
変態には性的なもの。"フェチ"も……と語る吾郎さんに、"フェチ"は軽々しく使われてますけどと髙嶋さん。そこに性的興奮を覚えるか、覚えないかという非常にコアな話を平気でされると。例えば女優さんが"私、犬フェチなんです"と言えば、髙嶋さんからするとその女優さんは犬を見ると濡れるのかとw
ちなみに髙嶋さんは吾郎さんと共通するところがあると感じているようで、その辺を紐解いてレクチャーしていきたいということで、
変態SM道~SMは紳士の嗜み~
髙嶋さん曰く、変態は真面目でないと出来ない。お二人もSMのお店に行くとそこにいる男女が紳士・淑女だってことにまず感動すると思いますと。そんな髙嶋さんがSMと出会った部分について吾郎さんが朗読。
吾郎「バブル時代にはテレビ局にお金が潤沢にあったこともあり、贅沢にも全編ニューヨークロケのドラマにも出演させてもらいました。
撮影が休みの日には、スタッフたちとトップレスバーに遊びに行くことも。
そのときは、スタイルのよい若い女性がトップレスになっているし、そんな世界を見たこともなかったので、確かにいいなとは思いました。
でも、なんだか「ふうん。まぁこんなもんか」程度の感想しか持たなかったんです。
でも、SMショーを見たときには、「これだ!」と完全にキタんです。
体中の細胞がさけび、「これだ、これなんだ!」と震えがくるほど、ビシッとハマったんですよ。
「逆に、だから僕は今までどんなショーを見ても、ピンとこなかったんだ」と―――――。
それが、40代前半だったと思います。
僕はついに長年潜在的に求めていた「これだ」と思うものに出合えた。
確かに出合いは遅かったかもしれない。でも、物事をはじめるのに、早いも遅いもないんです!
その分、急ピッチで取り戻さなくては、という勢いも出てきますからね」
『変態紳士』より一部抜粋
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2011年の『スマグラー』という映画でドSのキャラクターを演じた髙嶋さんは、役作りのためにSMを勉強をしたのがきっかけだったのです。そんな髙嶋さんがSMの楽しみを堪能できる至高の瞬間は、
SMショーを観ながら酒を嗜む
一番興奮するのは女王様にM女が陵辱されているのを紳士然と、顔は真顔で酒を呑んでいる(吾郎:顔が怖い)のですが、腹の中では色んな感情が動きまくっている瞬間がドライオーガズムまでイキそうになるのだとか。ちなみにSとMどちらかあるのですか?と尋ねる吾郎さんに対し、スイッチャーだと髙嶋さん。つまりはSにも、Mにもそのときの状況によって切り替えられる人のことらしいのですが……髙嶋さん。
SとM どちらにもなれる「スイッチャー」
まるで『ゴロウ・デラックス』出演に合わせたかのように最近知ったらしいのですが、大体今はこの「スイッチャー」が多いのだとか。まず女王様というのはMであることを大丈夫かどうかの程度を自分の身体で試されるのだそうです。実は「S」はサディズムのSではなく、サービスの「S」で、結局、M女が喜ぶことをしているわけですから、まさに表裏一体でなければ相手の気持ちがわからないわけです。
そしてここからは髙嶋さんによる吾郎さんのフェチ診断。
フェチ診断①好きな女性の髪の毛の匂いを嗅ぐのが好き?⇒嫌いではない。
※フェチはその髪の毛を1回飲み込んで、喉で味わってまた出す by髙嶋
フェチ診断②好きな女性におでこを舐められたら嬉しい?⇒これはない。
※好きな人に舐められるとゾクゾクッとする by髙嶋(吾郎:そういうシチュエーションってなかなか……。髙嶋:だから頼むわけじゃないですか)
フェチ診断③好きな女性に唾液を飲めと言われたら飲む?⇒飲めと言われたら嫌
(外山:飲めと言われなかったら飲むんですか? 吾郎:キスをすると唾液交換になる)
※僕はどちらかというと唾液フェチでしょうねえ by髙嶋
実は吾郎さんがその唾液フェチだと思っていた髙嶋さんにとっては、今回の診断結果は非常に残念だったようですw
そして本日、登場から持参してきた髙嶋さんのマイバッグの中から出てきた愛用のムチを吾郎さんが実際にどのぐらい痛いのかを体験してみることに(どんな番組w)
変態グルメ道~死ぬまでうまいものを食べたい~
芸能界きっての食通でもある髙嶋さんは、グルメサイト「食べログ」にオススメのお店を60件以上投稿。
そんな髙嶋さんの食へのこだわりを外山さんが朗読(髙嶋:口アップとかで?)
外山「僕は偏食傾向があります。
一度ハマると、毎日毎日同じ料理を食べ続けてしまう。
若いころは休みになるたびに、ニューヨークに行っていた時期があって。
シルビアとまだ付き合いたてのころ、二人ともブロードウェイが好きだったから、一緒にニューヨーク旅行に行ったんです。
そのとき、僕は中華粥にどハマりしていた時期。
お粥なんて病気になったときに食べる白粥しか知らなかったんだけど、鳥粥のようなダシのきいた中華粥を食べたら、感動しちゃって……。
ニューヨークという世界の最先端で、一週間毎日チャイナタウンに通い詰め。
しかも、注文するメニューはいつだって、チャーシューとミニパクチョイという青梗菜の小さい野菜と中華粥。
シルビアにも「これが最高なんだよ!」と強制的に同じメニューを食べさせていました。
それを「ニューヨーク行って、なんでチャイナタウンだったの! なぜお粥だったのよ!」といまだに責められます(笑)。
シルビアには本当に申し訳なかった。
もっといろんな料理を食べさせてあげたかったです」
『変態紳士』より一部抜粋
基本的に何事もどハマりすると夢中になってしまう髙嶋さんですが、今日は吾郎さんに食べてほしい駅弁ベスト3を持ってきたそうです。
髙嶋政弘おすすめ駅弁第3位 品川駅『貝づくし弁当』
ホタテ、ハマグリなどの貝が5種類がが一度に堪能できるお弁当。
髙嶋政弘おすすめ駅弁第2位 神戸駅『ひっぱりだこ飯』
タコツボ風の容器に入った明石産の真蛸が味わえる一品。
髙嶋政弘おすすめ駅弁第1位 小田原駅『海のお祭り騒ぎ』
桜エビやジャコなど、9種類の食材を豪快にかき混ぜて食べる一品。 今、一番髙嶋さんが嵌っている駅弁で、まず最初に全体にお醤油をかけ、そして真ん中にある半熟卵を崩して、全体を混ぜて食べるこの駅弁は職人さんの努力の賜物で美味しく進化していくわけですが、その突き進んでいく変態性に感動すると。
最近発見した「おいしい寿司の食べ方」
そしてこれまた『ゴロウ・デラックス』出演に合わせたかのように発見したお寿司の美味しい食べ方が、大将が握った寿司を直接口に入れてもらうという方法。やはり寿司も握って、置いた瞬間から劣化が始まるので、握って空気を含んだ最高の状態で口に直接入れてもらったところ美味しかったと。なかなかやってくれるお店ないですよと言う吾郎さんに対し、初めてのお店でもやってくれて、最後に大将も"何だか面白くなってきました"と仰られたのだとかw
そんな髙嶋さんの次の夢は天ぷら。揚げたてを直接口に……もう絶対熱いから、火傷するからと思ったら、自分の口の中の技術で何とかと言う髙嶋さんの食への変態性が感じられます。
変態結婚道~妻シルビアをとことん愛し尽くす~
2005年に結婚式を挙げて13年。夫婦円満の秘訣として、旦那さんはM男がいいと。何かあっても"いやあ、俺が馬鹿だから"と言えるし、後はハグ&キスで、行ってくると出かけるときには何をしていてもまずは握手。人生、この後に何が起こるのかは誰にもわからないわけで、ひょっとしたらこれが最後の別れになる可能性だってあるのです。なので、必ず握手をして出かけるのだそうです。
そんな髙嶋さんの変態道を教えてもらった吾郎さんですが、髙嶋さんが上品だからそういうことを仰っててもやってもおかしくないのだと。だから自分も共感しちゃった部分もあるし、興味もあると。今度はロケに行ってみたいという吾郎さん。本当にロケ行っちゃうかもしれませんよ、ゴロデラだとw
山田くんの消しゴムハンコ
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