【考える葦】

某男性アイドルグループ全活動期メンバーで、左利きな彼(稲垣吾郎)を愛でる会

『わけあって絶滅しました。』と『ゴロウ・デラックス』

 2018年11月29日放送の『ゴロウ・デラックス』第323回目のゲストは、異例の大ヒットを飛ばしている動物図鑑の図鑑制作者である丸山貴史さん(47歳)

ちょっと見かけはマジシャンっぽい丸山さんですが、大学卒業後は「ネイチャー・プロ」編集室勤務を経て、図鑑の編集・執筆・校閲を行っている方なのです。そんな彼の最新作が今回の課題図書、

 

わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

 

 

"絶滅"と聞くと暗いイメージがありますが、しかしこの図鑑は絶滅動物を明るく、楽しく紹介するという逆転の発想で作った1冊。小学5年生のために作られたというこの図鑑ですが、大人たちをも夢中にさせているのです。そしてこの図鑑は3万部売れればヒットと言われる図鑑の分野で40万部を超える大ヒット!

というわけで、まずは意外と知らない"絶滅"の定義とは?

 

外山「地球にはじめて生命がうまれたのは、およそ40億年前。
たったひとつの「細胞」が、海の中で偶然うまれたようです。
細胞とは、目に見えないほど細かな、いちばん小さい命の単位。これがすべての「命」のはじまりでした。
でも、はじまりがあれば、かならず終わりもあります。
命の終わりは「死」。
そして、種の終わりが「絶滅」です。
絶滅とは、その種類の生き物が、この世から1匹残らず消えること。
強い生き物も、賢い生き物もたくさんいました。
けれど、さまざまな理由でほろびていったのです。
実際、今まで地球にうまれた数えきれないほどの生き物のうち、99.9%の種が絶滅しているのです。
地球にうまれた生き物は、いつか絶滅する運命。
むしろ、生き残ることのほうが、例外なのです
 

 

99.9%と言われると暗い気持ちになりますが、丸山さん曰く、絶滅は地球に前向きな変化をもたらすそうです。

 

f:id:kei561208:20180622175426p:plain 絶滅が地球にもたらす前向きな変化

地球の環境が大きく変わると、そこにいた生命体は一掃され、空白環境が生まれます。そうするとわずかに生き残った生き物たちは広大な空白環境でどんどん種分化され、新たなグループを生み出すのです。従来であれば、進化は上が支えているため椅子取りゲームのようにようやく空いたところに入り込むため歩みがゆっくりなのですが、すべての椅子が空いていれば、大して適応していない生物でも座ることが出来るため、一気に進化のバリエーションが広がっていくのです。

 

f:id:kei561208:20180621012743p:plain 絶滅ファイル①オオツノジカ

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その特徴は名前の由来にもなっている横幅3メートル、重さ45kgという大きな角。鹿は1年に1回、角が生え換わる動物ですので、毎年この大きな角を秋には落とし、春には新たなこの大きな角を作らねばならなかったオオツジカは、結局、角に栄養を取られて絶滅してしまいます。ちなみに角はカルシウムリンの塊で、それを身体の中から絞り出すためには骨から出すしかないわけで、気づけば骨がスカスカになってしまっていたのです。しかもニホンジカなどは上に角が生えていますが、このオオツノジカは横に生えているため、横幅3メートルにもなると森の中を歩くことも困難で、葉っぱなどを食べて栄養素を取ることも出来なかったのもあるでしょう。

鹿の雌は雄の大きな角に惹かれるため、雌の"もっと、もっと大きな角を!"という圧が強かったのもあるのかもしれません。 

 

f:id:kei561208:20180621012743p:plain 絶滅ファイル②ディッキンソニア

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何とこの生物が存在していたのは6億年前。この時代の化石はほとんど残っていない中、唯一、奇跡的に化石が残っていたことで判明した動物。この先カンブリア時代は目、口、ヒレを持っている動物、捕食者がいなかったため、身体の硬い生き物は出ていなかったそうです。そうして海の中でぷにぷにと平和に暮らしていたディッキンソニアはある日、新たに目を持ち、口を持った生物が出現し、ぷにぷに過ぎたディッキンソニアは捕食されて絶滅したそうです。その捕食者が何者かはわかってはいませんが、有力なところでは「地球史上最初の覇者」と言われた"アノマロカリス"ではないかと。

ちなみに三葉虫が目や口、ヒレを最初に手に入れたグループと言われているそうです。 

www.gibe-on.info

こうして古生代期に口、目、ヒレを持った動物が現われることで、地球上は弱肉強食の時代へと突入していきます。そんな新しい動物の中には、変な進化を遂げた動物も。

 

f:id:kei561208:20180621011801p:plain 絶滅ファイル③オパビニア

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絶滅した理由はデコりすぎて。とある真面目な学会で学者がこのオパビニアについて"こんな動物がいました"と発表をしたところ、それを聞いていた学者たちも"本当かよ"と大笑いをしたという話が残っているのだとか。それだけ信じられなかった理由とは、

 

吾郎「えっとね、まずね、目は5つつけたでしょ。
それで目の形はキノコみたいに高くして、後ろまでよく見えるようにしたの。
あとね、頭の前にゾウの鼻みたいな長いホースもつけた。
あ、でもこれ鼻じゃなくてうでなの。
うでの先にはカニみたいなハサミもついてる。
これでえものをはさんで口に運んでたんだよー。
口は体の下側にあるんだ♪
あとねあとね、体の両側にヒレをつけたんだけど、息をするためのエラもここにある。
べつにつけるの忘れてたわけじゃないよ?
あとはなにかな~……。
尾の部分をエビみたいな形にしたくらいかな~。
あ!思い出した!
体の下にはイボみたいな小さい足をたくさんつけたの!
海底をズリズリ歩きた~いと思って!ね~♪
みたいなことしてたら、環境の変化についていけなくて死んだ

 

普通は同時にいくつものパーツが進化してくることはそうないのですが、オパビニアだけはなぜか同時に進化できたという。結局、いろいろあるから有利というわけでもなく、あれやこれやとパーツをつけてしまうことでエネルギーを使ってしまい、全体の収支が合わなくなってしまうのです。少ない必要なものだけで構成されたもののほうが強いのです。 

 

f:id:kei561208:20180621012743p:plain 絶滅ファイル④ターパン 

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絶滅した理由は馬に恋をしたからで、ターパンはヨーロッパの森や草原に住んでいましたが、次第に人口が増えていくにつれて森が伐採され、牧場が作られてしまいます。ターパンは"あ、あそこに馬がいる"と馬を連れ出したり、交尾したり、馬のために用意してあった飼葉を食べてしまったりしていくうちに牧場主に撃ち殺されたりしていくうちに、野生のターパンは1909年に絶滅します。ただ、家畜の馬と交尾をして遺伝子としては残されているため、完全の絶滅というとどうかなと。

 

f:id:kei561208:20180621012743p:plain 絶滅しそうでしなかったファイル①オウムガイ

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オウムガイが誕生したのは今から5億年前。種類としてはタコやイカと同じになり、今もその形態を変えずに生き残ってきたため、生きた化石と呼ばれています。そんなオウムガイが生き残った理由は"やる気がなかったから"

グループとしてはいろんな種類も増え、大きなものも出来、やる気のあるものも誕生したものの、やる気のあるものは浅瀬でエサも多いので頑張っていたのだとか。ただ、そのやる気のあるタイプは6,600年前に隕石が落ちてきた際に恐竜と一緒に滅びてしまったのです。そして生き残ったオウムガイは、頑張っているタイプから追いやられ、深海でほとんど動かず、ほとんど食べず、じ~と生きていたのです。おかげで深海は隕石の影響が少なく、彼らの知らぬ間に天災をやりすごしていたのが生き残ったのです。

 

f:id:kei561208:20180621011801p:plain 絶滅しそうでしなかったファイル②ロードハウナナフシ 

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その見た目から「陸のザリガニ」と呼ばれているロードハウナナフシは、オーストラリアから400km離れたロード・ハウ島に元々は生息していたそうです。しかし、1920年島に船が難破したことがきっかけでネズミが侵入。これまで捕食者がない生活を送っていたロードハウナナフシはネズミに食い尽くされ、絶滅したと考えられたのだが、流木で海を渡っていたために生き残っていたのです。

1960年代、ロード・ハウ島から16km離れた島でもない岩が突き出たボールズピラミッドにロッククライマーが登りに行って、ロードハウナナフシを発見。10年以上経ってからですが実際に調査に行ったところ、生きている個体を発見。絶滅はしていないことが判明したのです。つまり、世界で一番、自然分布域が狭い生き物なのです。

吾郎:丸山さん、ハンパじゃない、詳しいですね)

 

f:id:kei561208:20180622175426p:plain 今後、出版してみたい図鑑

実は動物の💩の図鑑を作ってみたい丸山さん。残念ながらいろんな出版社に断られているそうですが、動物によって様々な💩があるそうで、いつか実現出来たらいいですね。

 

f:id:kei561208:20180622175426p:plain 山田くんの消しゴムハンコ

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f:id:kei561208:20180622175426p:plain ゴロウ・デラックス』公式Twitter  

 

 

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