【考える葦】

某男性アイドルグループ全活動期メンバーで、左利きな彼(稲垣吾郎)を愛でる会

『天才はあきらめた』と『ゴロウ・デラックス』

2018年9月20日放送の『ゴロウ・デラックス』第315回目のゲストは、南海キャンディーズ山里亮太さん(41歳)

冒頭では課題図書から吾郎さんが思う天才とは誰か?と外山さんの問いにベートーヴェンと答え、11月から赤坂ACTシアターで芝居をやりますからと宣伝する吾郎さん。というわけで今夜の課題図書は、

 

天才はあきらめた (朝日文庫)

天才はあきらめた (朝日文庫)

 

 

良質なビジネス書としてもサラリーマンを中心に人気を獲得し、わずか2ヶ月で10万部を突破。2006年に出版した

 

天才になりたい (朝日新書)

天才になりたい (朝日新書)

 

 

を加筆修正した本だ。読んだ感想としては、昔から共演したりしていたので勝手に知っているつもりでいたけれど、こんなにナイーブデリケートで、それでいてすごく熱い人だと改めて知り、ちょっと会うのが緊張すると吾郎さん。 登場早々に自分が本を書いたことで、吾郎さんの舞台の告知が出来てよかったですと山里さんw

 

f:id:kei561208:20180622175426p:plain 劣等感を最高のガソリンに変換する方法

この自伝エッセイを、今だからこそ言えるちょうどいいタイミングだったと吾郎さん。まずは本の冒頭部分を吾郎さんが朗読。 

 

吾郎「"天才になりたい"を書いたときから12年が経つ。
当時の僕は、まだどこかに「ひょっとしたら自分って天才になれる日が来るのでは?」という淡い期待を抱いていた。
教えてあげよう、12年後の僕に……。
当時の絶望、嫌いな奴にされた仕打ち。
そして、そんな出来事に直面して抱いた自己嫌悪になるほどの僕の卑しい感情たちも、全て燃料にできるぞと。
天才はあきらめた。
だけどその瞬間、醜い感情は一気に自分の味方になった。
その感情を燃料に変換させるワザを使うことで、努力というしんどい行動が簡単にできるようになったから

 

エネルギーに換える大切さは吾郎さんの場合は、あの人嫌だなあと思っても忘れちゃうためまったくないのですが、それを聞いた山里さんはそれはそれで憧れる才能だと。忘れるということは、その嫌なことに対して時間を奪われない、自分のことだけ出来るわけで、それが山里さんは引っ張られても出来ないため、「今、こいつのことを考えているのは、こいつが人生で何もしていないの俺の時間を奪うというウィニングラン手伝っただけ。だったら今こいつのことをスパーンと忘れて作業したら、俺の勝ちになる」と声に出していうのだそうです。

そうやって吾郎さんのようにスパーンと気分を切り替えることが出来ないから、自分が嫌いな人間がメリットになるためにはどうしたらいいのかを考えて、ルールをつけて、それに移すというのがこの課題図書に書かれてある内容になるのです。

というわけで、まずは山里さんの半生を振り返っていきます。

1997年(19歳)関西大学に入学

1999年(21歳)大学3年生でNSC*1に入学(最初のコンビ名は侍パンチ)

f:id:kei561208:20180621011801p:plain 山里を変えた嫉妬や怒り①同期・キングコング

今思えばこのコンビがいたからこそなのですが、在学中に受賞したり、テレビに出まくったりと圧倒的なスピードで出世をしていったキングコング。そのスピードの講師たちも「もうええやろ。今年はキンコンも出たし」挙句にある講師に至っては、キングコング受賞するシーンを見るという授業をし、「これ見て何か感じへんのか」とまで言う始末。そして家に帰ってから、いつか自分が受賞したときに、「授業でネタ見せる、いい?」と言われたら絶対断ってやろうとw 見させてやるのではなく、断る。そのために頑張ろうという意欲がわくのです。しかし、そのガソリンは空回り。相方との確執までも発生し、2000年に侍パンチは解散するのです。

f:id:kei561208:20180621012743p:plain 山里を変えた嫉妬や怒り②同期・キングコングとの実力差

すぐに足軽エンペラーを結成。卒業間近に組んだ割には卒業公演を5分組、3分組、2分組、1分組とそれぞれ実力によって分けられるのに対し、5分組を与えられるという結構優秀なコンビだったのです。しかし、その卒業公演でまたしてもガソリンとなる出来事が起こってしまうのです。その個所を外山さんが朗読。

 

外山「卒業公演が始まる。
満員のお客さんの前にキングコングが飛び出す。
それだけで黄色い声援が飛び交う。
おかしい。
同じ時間を過ごしてきたはずなのに、同じだけの金額を払って、同じ授業を受けて、なのにこの圧倒的な差はなんだ?
ネタ合わせをしている耳に届いた黄色い歓声は、頭に嫌な疑問をたくさん生み出した。
卒業公演は時間の差こそあれ、誰でも出られた。
だからめちゃくちゃなネタの人もいたし、ただ立ち尽くしてしまう人もいた。
そんな人たちをキングコングがしっかり笑いにしていた。
自分に置き換えてみた。できるか? あれが。
その答えは頭を振って問題ごと消した。
自分たちの出番が来た。
形にはなったがキングコングに仕切られた。
終わった……。
忘れない、この嫉妬を。
これをエネルギーに変えることが、これからの僕を絶対救ってくれる

 

5分組、自分たちすげえなとはしゃいでいたら見逃してしまったのです。MC・キングコングと書かれてあったのを。その圧倒的な実力の差が屈辱的だったと山里さん。今でも会ったりはするのですが、西野さんとかはいついかなる時があっても包み込むテンションで来るため、それはそれでまた敗北感を味わうので腹が立つのだそうですw さらに西野さんは新しいことにチャレンジしてキラキラした目でこっちを見てくるので、山里さんは溶けそうになってしまうのだとか。そして帰って勉強をすると。

だが、そんなそれなりに評価されてきた足軽エンペラーでも山里さんは空回り。またまた相方と確執が発生し、2003年に解散を迎えます。

 

f:id:kei561208:20180622175426p:plain 南海キャンディーズ結成秘話

しかし、その後、運命の出会いを果たします。それが現相方である南海キャンディーズしずちゃん。山里さんは自分の戦略上、次は絶対に競争相手の少ないところに行かなきゃダメだと判断し、当時は圧倒的に少なかった男女コンビを、しかも自分のようなおかっぱ赤メガネの横に並ぶのは可愛い子じゃ気持ち悪くて笑えない。かといってブスです、ブサイクですというキャラクターは見ていられない。何がいいのだろうと考えたときに、得体の知れない女が欲しいとはじき出された戦略に異様にぴったりだったのが182cmの大女。これだ!と山里さんがアプローチをしたときにはすでに6人の芸人さんたちからアプローされていたしずちゃん。当時、しずちゃんはコンビを組んでいたのですが、皆ハイエナ状態で、コンビを解散したら獲りにいこうと虎視眈々と狙っていたのだとか。そこで山里さんは皆は別れるのを待っていると、自分が別れさせたら勝ちじゃんと実際に別れさせた結果、南海キャンディーズは誕生。

当時、しずちゃんが組んでいたコンビは東京進出を狙っていたのですが、これを逃がしたらマズいと判断した山里さんはすぐに「東京のディレクターさんに友だちがいて、東京はこれからは若手は売らない時代に入っていくらしいよ。大御所だけでやってく時代が来るから東京行ったら終わるよ」しずちゃんを引きとめたのです。そのとき、山里さんはしずちゃんを徹底的に分析したそうですが、今夜は特別にそのアピールに使ったノートを見せてくれることに。

 

f:id:kei561208:20180622175426p:plain しずちゃんを徹底分析したノートを大公開!

 まずは自分のアピールポイントとしずちゃんの分析結果をアピール。

f:id:kei561208:20180929004557j:plain
f:id:kei561208:20180929004603j:plain

 

さらにはコンビ結成した後のビジョンまで説明。

f:id:kei561208:20180929004632j:plain

 

またまだコンビは組んではいないものの勝手にネタまで書き、それを見せて、「これに可能性感じたら今のコンビを解散してください

その甲斐があり、2003年の26歳にはしずちゃんとの南海キャンディーズは結成しずちゃんを射止め、順風満帆かと思いきや、

 

f:id:kei561208:20180621012743p:plain 山里を変えた嫉妬や怒り③芸人によって態度を変える社員

その当時、すごく嫌いな社員がいて、 舞台のオーディションの審査もされるのですが、とにかく南海キャンディーズへの点数が辛辣で、声量・キャラクター・ネタ構成が各10点満点だとすると、全部0点なのです。確かにしずちゃんは声量が小さいし、ネタ構成もまだダメな部分があるのかもしれない。しかし、赤メガネのおかっぱ大女が組んでいる漫才師でキャラ0点はもう悪意があると言いにいったら、「自分ら飽きられてるの気づいてないから、教えたってんで」と言い、挙句にそのときいた男前の芸人に向かって態度を変え、「今日は面白かったやん」とまでやるので、絶対やってやると、覚えておけよと。そのときにどうやったら一番こいつを馬鹿に出来るかを考えた結果、キャラクターを駆使した漫才で評価されて、評価された後にそのことを報告にいけば屈辱的だろうなと考えた山里さん。キャラクターを駆使して、M1グランプリまで到達した後に言いに行くのです。「キャラ、飽きられていませんでしたわ」とw

当時、そのことを書いていたノートがこちら。

 

f:id:kei561208:20180929010224j:plain

 

とりあえず絶対落としてはいけないノートなのは確かです。感情が乗っている分、殴り書きになっている文字、力強く書いたせいか、筆圧も高く、ボールペンもシャープペンも悲鳴を上げたいたのだとか。

そんなガソリンが功を奏し、2004年に南海キャンディーズM-1グランプリで準優勝。しかしM1でブレイクしたからこそ、ある悩みが生まれます。

 

f:id:kei561208:20180621011801p:plain 山里を変えた嫉妬や怒り④しずちゃんだけオファー殺到

当時のしずちゃんへの気持ちが書かれた部分を外山さんが朗読。

 

外山「相方に対して厳しい目を持つようになった。
もともと口数の少ない相方、収録で喋らないことが多々あった。
ネタ合わせも全然ネタを覚えてこない。
口を開けば「自分のペースでやりたい」と言う。
訳の分からないサボる理由を正論にしてダラダラやる。
僕はそれに怒りを覚え、彼女にぶつけていた。
それでコンビは成長していると思っていた。
その怒りにさらに油を注ぎ続けたのが、しずちゃんの華々しい活躍だった。
ドラマにCMに見ない日はなかった。
自分は努力しているのに苦しんでいる。
それなのに努力しない相方が芸能人ぶっている。
この気持ちが南海キャンディーズ暗黒期を作る事になった

 

読み終えるなり、"最低ですね"と山里さん。でも実際にイライラしたのは確かなのですが、そのしずちゃんへの嫉妬から仕事の妨害までしてしまったのです。

実はマネージャーにいい映画のオファーが来ているからいいよなと言われた山里さんは、南海キャンディーズにとって大事な時期なのでそれ断りましょうかと。それはしずちゃんに伝えたらやるというから、ここだけの話にしてと言っていた映画が、

 

フラガール [Blu-ray]

フラガール [Blu-ray]

 

 

マネージャーが伝えてくれてよかったです。

その南海キャンディーズ暗黒期は2008年ぐらいまでがピークで、その後は徐々に収束に向かいます。

 

f:id:kei561208:20180622175426p:plain しずちゃんとの和解

それは女子ボクシングでオリンピックを目指したのがきっかけでした。

 

f:id:kei561208:20180929012014j:plain

 

物凄くストイックにオリンピックを目指すしずちゃん。そのときとある人に向かっていった言葉が、「山ちゃんが言った、死ぬほど努力する必要があるっていうのは今わかった。自分のペースなんてもうない。努力って本当にしなきゃダメだったんだ。(それが今わかって山ちゃんに対し)申し訳ない」で、それを人づてに聞いた山里さんは嬉しく思い、そこからしずちゃんと普通の会話をするようになったのだとか。 例えば、しずちゃん家が犬を飼って何年か?といった、本当に普通の会話を。それを聞いたしずちゃんが、あ、山ちゃんが変わったと。山ちゃんが初めてこっちを見始めていると気づき、お互いの感情に雪解けが始まったのです。

ちなみにこのちょっと感動話っぽいのに一人だけ異を唱える人がいて、東野幸治さんなのですが、彼曰く、「俺、山ちゃんの話嫌いやねんけど、無茶苦茶いい感じに仕上げてるけど、俺答え知ってんで。南海キャンディーズが上手く行ったの。完全に一人で出来る仕事めっちゃ増えたから心広くなってるだけなのに、何で感動秘話みたいに語ってるん」そんなことないですよと否定しながらも、そのときに『スッキリ』の天の声というお仕事が決まったのだとか。そうやって一人で喋ることを公式に認められたことによって、相方への怒りは消えていったので、東野さんの言うとおりだったと。

波瀾万丈といえば波瀾万丈ですが、同時に自分で波を起こしているともいえるのですが、それを燃料に変えられるのは天才ゆえなのかもしれません。そんな山里さんの理想はゴミを燃料に変えることが出来る映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』の「デロリアン」だそうです。

 

f:id:kei561208:20180622175426p:plain 山田くんの消しゴムハンコ

f:id:kei561208:20180929014654j:plain

⇒うむ、字に感情がとても乗っていますwww

 

 

f:id:kei561208:20180622175426p:plain ゴロウ・デラックス』公式Twitter

 

 

f:id:kei561208:20180622175426p:plain 出版社&山ちゃんTwitter

 

 

 

 

 

f:id:kei561208:20180622175426p:plain Book Bang&その他ネット記事

www.bookbang.jp

natalie.mu

e-talentbank.co.jp

news.merumo.ne.jp