『こんにちは、ゴゴスマの石井です』と『ゴロウ・デラックス』
2018年9月13日放送の『ゴロウ・デラックス』第314回目のゲストは、ゴロデラ初で、CBCテレビアナウンサーで今、お昼の顔として大人気の石井亮次さん(41歳)
登場するなり紹介させていただいてもよろしいですかと始まったのが、
しかし、あの芥川賞、直木賞の作家の先生が出演されるようなこの番組に呼んでいただいて大変光栄でございます。芥川賞、直木賞、私ワイドショーですけど大丈夫でしょうか。あ、こちら名古屋からのお土産でございます。どうぞ、よろしくお願い致します。すみません」
というわけで今夜の課題図書は、
名古屋にあるCBCテレビのアナウンサー、石井亮次さんが司会を務めるお昼の情報番組『ゴゴスマ』の裏側が書かれたこの本。そもそも『ゴゴスマ』は2013年に愛知・岐阜・三重の東海三県での放送の地域密着型のローカル番組としてスタート。そして名古屋での人気と知名度を着実に上げていった石井アナと『ゴゴスマ』は、番組開始から2年後の2015年に大きな転機がやってくるのです。
何と名古屋の情報番組『ゴゴスマ』が関東でも放送されることに! しかし、この関東進出が悲劇を生むのです。
異例の大抜擢、名古屋の番組を関東で放送
そもそも愛知・岐阜・三重の1,000万人にしか放送されないアナウンサーだった石井さんが、関東1都6県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬)の4,000万人と一気に視聴者層が5倍に増えるという。そんな地方局アナを東京のお昼の顔にしようと決定し、放送した結果、絶望的な0.9%という視聴率(裏番組“ミヤネ屋”はその10倍)を記録してしまいます。そのときの件を吾郎さんが朗読。
「ミヤネ屋」さんをはじめとする裏番組と、同じような内容で勝負したところで、まぁ、どうにもなりませんからね。
忘れることができないのは、父親の葬儀の日の生放送。
番組を休んで葬儀に参列することも考えましたが、さすがにリニューアル直後に司会の人間がいない、というのはよろしくないし、父親が「何よりも仕事を優先しろ」という人だったので、もう涙をこらえながら出演しましたよ。
ちょうど番組の放送中に葬儀が始まって、霊柩車で火葬場に向かうという段取りだったんですが、翌朝、視聴率速報を見て、もうビックリです。
「0.9%? 霊柩車だけに、0.9か!」」
石井さんとしてはこの話はいろんな場でしているものの、皆さん、笑っていいのかがわからず困惑するそうです。石井さん的には笑ってほしいそうですが。
吾郎さんは視聴率は気にするのかを尋ねる石井さんに対し、気にしないとは言いますけど、実際に気にしない人なんて1人もいないと吾郎さん。(数字が)良いときは現場は明るくなるし、だからといって悪いからと暗くなることもない。スタッフは気を使ってくれるし、空元気もあるだろうし、でもそれが胸が痛むのだと石井さん。
番組打ち切りを考えた?
すぐに石井さんはこの番組は3カ月だなと打ち切りも想定したものの、TBSのお偉いさんが踏ん張って、「いけるかもしれないぞ、この先」とこの番組の可能性に賭けてくださったのです。それに感謝する石井さんに対し、TBSがやってくださいとお願いする形で始まった以上、ちょっとは我慢してほしいなというのはありますよね。急に打ち切るのかよみたいなとTBSに対して容赦のない外山さんw
しかし視聴率0.9%の絶望的な状況も諦めず、ある改革に取り組んで行ったのです。
「ミヤネ屋」に近づけをスローガンに番組改革
宮根さんをいつの間にか完コピ
「ミヤネ屋」が相当視聴率をとっているので、帰宅してから毎日最初から最後までの2時間を見るのです。だからかはわかりませんが、気づいたら自分の喋り方も宮根さんみたいになってしまい、実際、ネットでも“なんで宮根さんの真似をしているのか”、“小宮根じゃないか”などと言われたのだとか。その宮根さんとは去年の5月にお食事をされたそうです。
地方局ならではのハンデを逆手に取る!
名古屋のスタッフが毎回新幹線に乗って東京に行くわけにもいかないので、考えた末に編み出したのが『ゴゴスマ』名物となる巨大ボード。
東京ですと色んな情報が集まってくるため、ついつい2時間で3、4つと違う情報を流したくなるところを、このボードを作成することでコメンテーターとのトークに時間をかけ、1つの話題を深堀りをしていこうとしたのです。
そんな改革が実り、東京進出が始まって2年度の2017年、わずかながらも「ミヤネ屋」の視聴率を上回る“5.4%”を記録します。そこの箇所を外山さんが朗読します。
放送日はまさに父親の命日だったからです。
その前の日曜日に三回忌法要をやった時、母親から「あんた、最近、ネクタイをしてテレビに出てるでしょ。お父さんのいいネクタイがたくさん残っているから持っていきなさい」と言われたんです。
たしかにいいネクタイがいっぱいあって、その中から高級そうな1本を選んで「じゃあ、これを命日に着けてみるわ」と、父親の形見を身につけて、それでもいつもと変わらぬ自然体で番組をお届けしました。
そして、翌朝。
発表された関東での視聴率は5.4%!
2年前、父親の葬儀の日に叩き出した0.9%の実に6倍です!
わずかながら「ミヤネ屋」さんの数字を超えていることを確認した時、ボクは静かに泣きました。
諦めずに続けてきてよかった―――この日の感動は一生忘れないでしょう」
本当にドラマのような物語で、吾郎さんが言うように“全部、お父さんの仕業かもね”かもしれません。番組スタッフも東海三県のときからほぼ一緒だったため、視聴率を知ってまずは一人で静かに泣き、そしてスタッフルームに行って皆で“やったあ♪”と抱き合ったときにやっと報われた気がしたそうです。
そんな『ゴゴスマ』最大の強みというのに、ファミリー感というのがあります。
月曜日は大久保佳代子さん、ユージさん、竹田恒泰さん他、火曜日は友近さん、岡田圭右さん、武田邦彦さん他、水曜日は松本明子さん、ニッチェ、東国原英夫さん他、木曜日は生島ヒロシさん、JOYさん、博多華丸さん他、金曜日は黒田知永子さん、増田英彦さん、山路徹さん他といった多彩な顔触れ。実は石井さんが初めて放送に出たのは高校生のころ、ますだおかださんのラジオなのです。そのますだおかださんとも繋がって、こうやって番組をご一緒出来るという不思議なご縁が。他にも友近さんは頭が上がらない存在で、友近さんがご縁で東京の番組(中居さんのうもれびと)に呼んでいただき出演した番組が注目され、『ゴゴスマ』の司会抜擢に繋がったのです。ちなみにこの課題図書でも友近さんとも一番最後に長く対談されているそうですが、吾郎さん曰く、この写真は大御所感満載だとw
というわけで、本日は石井さんをよく知る『ゴゴスマ』ファミリーの友近さんがゲストに。吾郎さんとは久々ではあるものの、『Goro's Bar』など同じTBSの深夜枠で共演し、プライベートでも食事をしたりと親しくしている仲。おかげで石井さんはもちろん、吾郎さんも一気にリラックスムード(吾郎:友近さんは皆のお母さんだからw)
友近さんが知る石井アナの素顔
出会いは10年ぐらい前の名古屋の番組で、最初は一言、二言を聞いて"あ、お笑い好きなんやろうな"と思ったり、人のVTRを見てそう簡単には笑わんぞといったものを持ってそうかなと思った友近さん。CM中は友近さんと岡田さんとで本番2秒前まで馬鹿話で盛り上がっているそうですが、いざ本番が始まればしっかりと進行をされるのでそこは友近さんも凄いなと感心しているのですが、本人曰く、2秒前まで馬鹿話をして、急に司会進行出来るのって格好イイからと思ってやっているのだとかw
そしてここからは『ゴゴスマ』の司会者になるまでの歴史を振り返ってみます。
2000年、CBC入社後
ラジオの野球実況で前代未聞の大失敗!!
地元名古屋ですから中日の二軍の球場で練習をしたのですが、周りの情景描写に気をとられ過ぎ、肝心の第1球を言い逃すという痛恨のミスをw
まさかの過去形実況を、それから野球実況を一切されていないそうですw
ちなみに石井さんはTBSを受けたそうなのですが、当時で5,000~6,000人受けていたそうで、石井さんは書類選考の地点で落ち、新幹線に乗らずに終わってるのだとか。それを聞いた外山さん、"(TBSに対して)ざまあみろって感じ"とやはり絶好調です。そんなTBSに書類選考で落ちた石井さんが今やTBSのお昼の顔になるというのも不思議なもので、この世の春なのだとか。ただそのTBSに受かった外山さんは入社した後が大変でしたけれども。
そんな話から友近さんが女子アナの面接でお酒飲まれますか?というのを結構聞かれると。実は女子アナはお酒好きとホルモン好きが多いと。さらにはホルモン好きな人は性欲が強いという話に友近さんに確認しつつ、メモを取る吾郎さん(何をw)
『ゴゴスマ』今後の目標は?
山田くんの消しゴムハンコ
〒107-8066 TBSテレビ『ゴロウ・デラックス』御中
〒107-8066 TBSテレビ『編成部』御中
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⇒視聴者サービス部宛メッセージフォーム|TBSテレビ(要望宛)
【お知らせ】
— CBCテレビ5ch (@CBC5ch_pr) 2018年9月7日
9/13(木)関東地区で放送の「 #ゴロウ・デラックス 」石井アナ出演回、名古屋地区では9/15(土)午後5時から放送致します。ぜひお楽しみに!#ゴロウデラックス #ゴロデラ #稲垣吾郎 #石井亮次 #tbs #cbc #ゴゴスマ pic.twitter.com/CWjKPhNlV5
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