『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2018』感想
2018年8月18日(土)21時00分~23時10分のフジテレビ系にて放送された一般の人が体験した実話を再現した、実録心霊ドラマ『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2018』に関して簡単ながら感想を。内容に触れていますので、まだ未視聴な方、これから見る予定の方はこれから先は注意くださいね。
『見えない澱』
脚本:三宅隆太
演出:森脇智延
出演:神木隆之介/内田理央/岡山天音/他
【あらすじ】
不動産会社に勤める佐々木裕介。入社して3年目、ようやく仕事にも慣れてきたある日、裕介の大学時代の同級生・井口真梨恵(内田理央)が不動産屋を訪ねてくる。真梨恵は、同じく大学時代の同級生・駒田和哉(岡山天音)と一緒に住む物件を探して欲しいという。和哉からの家賃や駅近といった条件に見合う物件がなかなか見つからず、とうとう和哉は裕介に事故物件の紹介を依頼する。和哉と、事情を知らない真梨恵は、その物件を気に入り住み始める。その部屋は、以前クローゼットの中で男が首を吊っていたのだった。数カ月たったある日、裕介を訪ねてきた真梨恵はやつれていて、和哉の様子に異変を感じていた……。
⇒事故物件の話。ありがちといえばありがちですが、怖い以前に事故物件を紹介しろと言ってきた駒田くんのクズっぷりに腹を立ててましたw 淡々とナレーションする佐々木役の神木くんが怖かったです。
邪気退散で『ほん怖五字切り』をした後、メンバーに心霊を見たことがあるかを確認する吾郎さん。織音ちゃんはお化けじゃないけれど、鬼を見たそうで、その鬼はお兄ちゃんが剣で退治してくれたそうです。
そして吾郎さんの隣に座っていた晃翔くんに背が伸びたんでしょと尋ねると、「最近、ゴルフを始めました」と。「いつかやろうよ、一緒に」と言った吾郎さんですが、果たしていつかはやってくるのでしょうか(*´∀`*)
『迷い道に憑く女』
演出:下畠優太
出演:平 祐奈/他
【あらすじ】
親の転勤で田舎に引っ越したばかりの女子高校生・金子初美(平祐奈)は、まだ新しい土地になじめないでいた。ある夏の日、いつもと違う道を行こうとしたところ、山道に迷い込んでしまう。ふと気付くと、髪の長い女が不気味に近づいてくるのだった……。
⇒怖い話のはずなのですが、黒髪の長い幽霊が近づいてくるって“来る、きっと来るぅ~♪”と貞子を想像してしまったのがちょっと。ディテールも貞子っぽいですしね。そしてお化けなのに追いかけてくる足元は見えるし、何よりその足が早いし、色んな意味で話題の回でしたw
怖さに泣いたり、沈鬱に顔を俯かせたりするほん怖メンバー。
その中で俯いている颯音くんに見ていなかったでしょと尋ねる吾郎さんでしたが、それより彼の髪型が気になりだし、「君のそれはパーマネント? くせっ毛?」と尋ねれば「吾郎さんと一緒」と答えられ、さらに感想を尋ねると「怖かったよ(`Д´) 」と逆ギレされるというw いいキャラをしています、颯音くんは。
でも何だったんだろうねと語る吾郎さんに、「あの女性高生と一緒なんじゃない? 高校生のときに誰も友達できなくて」友達になってあげたくて追いかけたというポジティブな子どもたちと吾郎さんのやり取りがあればこその「ほん怖」です。
『毟り取られた居場所』
演出:下畠優太
出演:菜々緒/飯豊まりえ/小野武彦/他
【あらすじ】
病院の内科で看護師として働く村田久美子(菜々緒)は、高齢の入院患者・五十嵐徳治に手を焼いている。雑菌が院内に入り込む危険性から鉢植えの植物を病室へ持ち込むことは禁止されているが、五十嵐は黒竹の植木鉢を病室に置きたいとこだわっていた。久美子の説得により、五十嵐は観念して手放したものの、黒竹が寂しがっているから返して欲しいとうわごとのようにつぶやきながら五十嵐は亡くなってしまう。久美子も、この黒竹に何か奇妙なものを感じていた。五十嵐が亡くなったことで、黒竹をこっそり自宅に持ち帰る久美子。ある夜、久美子が寝ていると、いるはずのない猫の鳴き声が聞こえてくる……。
⇒放送中にも関わらず、菜々緒さんならハイキック一発で倒せるはずとかふざけてすまんかった。しかし竹育ちすぎですw
『ナニワ心霊道』
演出:森脇智延
出演:よしこ(ガンバレルーヤ)/まひる(ガンバレルーヤ)/桐山 漣/余貴美子/他
【あらすじ】
よしこが、まだ芸人としての仕事がなくスナックでアルバイトをしていた時の出来事-。常連客が連れてきた柴崎雄二(桐山 漣)と、千佳ママ(余貴美子)の薦めもあって、よしこは連絡先を交換した。数日後、柴崎からよしこに「明日、ひま?」とのメールが届く。デートの誘いかと思ったよしこだったが、翌日連れて行かれたのは、柴崎の父親の部屋だった。この間亡くなったため、遺品整理を手伝って欲しいという。一生懸命働くよしこに、柴崎が父の形見の黒い数珠をプレゼントする。男性からの初めてのプレゼントに喜ぶよしこだったが、それ以来、よしこが相方のまひると同居する部屋で、おかしな事が頻繁に起こるようになった……。
今回、もっとも不可解だった恐怖郵便を鑑定してくれるということでここで心霊研究家の下ヨシ子先生が登場。
『姿見』
演出:星野和成
出演:葵わかな/今田美桜/桜田 通/宮澤竹美/桜井ユキ/他
【あらすじ】
ファミリーレストランでアルバイトを始めた近藤萌絵(葵わかな)は、バイト先で同い年の藤本裕子(今田美桜)と知り合い、姿見をプレゼントされる。ある夜、萌絵が寝ていると、部屋にあった姿見に異変が起こる……。
⇒これは結局、事象は繰り返すということなのか。
姿見から現れたのはどんな霊なのかを尋ねる吾郎さんに対し、「生き霊ですね」と下先生。おそらく合わせ鏡になっていたのではないかと。合わせ鏡は悪い念を呼び込む霊道を作ってしまうのです。その霊道が生き霊を吸い寄せたのではないかと下先生。
そして自分のドッペルゲンガーが出現した理由は、その霊の力によって幽体離脱をさせられたため。ただ鏡=悪いものというわけではなく、合わせ鏡の前で悲しいことやグチを言ったりするとマイナスがどんどんと鏡の中に入り込んでしまうので、プラスのことを言っていれば決して鏡は悪いものではないと下先生。
そう、ただ怖がらせるのではなく、こうやって正しく使うことによって怖いことは起こらないと伝えることは大切ですね。
『果てからの念波』
演出:星野和成
出演:北村一輝/濱津隆之/しゅはまはるみ/真魚/吉田羊/他
【あらすじ】
会計士を営む中井俊英(北村一輝)は、ある日訪ねたリサイクルショップで、年代物の短波ラジオに惹かれ購入する。家に帰り短波ラジオをつけると、「う、う、う、」と人のうめき声のような不気味な音が聞こえてきた……。
⇒最後は恒例となったちょっと怖くもあるけれど、ほっこりとするお話。しかし、リサイクルショップ経由で元の持ち主にたどり着くというのは、うん。
原作漫画『ソノラマプラス』
なお、今回放送された実録心霊ドラマにつきましては放送を記念し、ソノラマプラスで原作を公開しています。原作との違いを楽しんでみるのもいいかもしれません。
番組スタッフFacebook
また来年も吾郎さんナビゲーターによる「ほん怖」で夏の終わりを感じたいと思いますので、まだの方はぜひ番組へ感想をよろしくお願いします。