【考える葦】

某男性アイドルグループ全活動期メンバーで、左利きな彼(稲垣吾郎)を愛でる会

『ゴロウ・デラックス』作家の仕事場大公開SP!

2018年3月29日の第291回目となる『ゴロウ・デラックス』は、

 

外山:吾郎さん。
吾郎:はい。
外山:何とこの4月で『ゴロウ・デラックス』が8年目に突入です!
吾郎:いやあ、すごいですねえ。
外山:ねえ、ありがたいです。
吾郎:早いですよ。
外山:振り返っていかがですか?
吾郎:いやいやいや、まあ、やっぱり旬な作家さんから大御所の作家さんからも色んなお話を聞けるっていうのは本当に楽しいですし、仕事場まで拝見させていただいたりもして。作品以外を見させていただくっていうのはもう本当に贅沢な時間で。
外山:そうですねえ。
吾郎:でも、そこ見るとまた作品のヒントが隠されているよね。あ、こういうとこでこういうものを作ってきたんだとか。それを紹介できるというのが本当に自分でいうのも変ですけど、良い番組ですよね。
外山:ねえ、本当ですねえ。
2018年3月29日(木)『ゴロウ・デラックス』より

 

というわけで、今夜は8年目突入特別企画として「大作家の仕事場大公開SP」✨

今まで『ゴロウ・デラックス』では様々な作家の仕事場にお邪魔してきました。そこには執筆の際に欠かせないこだわりの道具、インスピレーションをかき立てる意外なアイテム、滅多に見ることが出来ない創作の秘密がたくさん。今回、一挙大公開!

 

f:id:kei561208:20170523013943j:plain トラベルミステリー界の大御所:西村京太郎先生 

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15畳ほどの書斎で中央にある大きな机で毎日執筆をしている西村先生。左側の窓から見える景色がお気に入りなんだそう。その景色というのが新幹線や在来線が通る鉄道で、その鉄道がインスピレーションをかき立ててくれるのだそうです。そんな西村先生は今なお年間12冊以上を出版している西村先生ですが、実は執筆方法は今も直筆。

 

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原稿用紙は左下に名前が入っている特注品で、使用しているペンは 

 

そして万年筆だと「PARKER ブルーブラック」のインクに『PILOT 平蒔絵』、そしてモンブラン ドネーションペンヨハン・シュトラウス気分によってこの3本を使い分けているのだそうです。

そして日本SF漫画界の巨匠である松本零士先生のご自宅兼職場である零時社の応接間では、古代生物の化石や先生の大好きな銃やフィギュア、そして大量の漫画が積まれていました。続いて先生の仕事場はというと、仕事道具は小学校の時から使用しており、証券用のインクを使って描かれているのだとか(乾いたら濡れても水に溶けないため)

 

f:id:kei561208:20170523013943j:plain ゴロウさんのこだわりのモノ

 

吾郎:う~ん、こんなところまで見せていただいて。
外山:ねえ。
吾郎:僕は最後(西村)先生のディクスの横にあったマスタング*1が気になりました。面白いよね、作家さんの書斎って。やっぱりここで生活されてるんだなあっていうのが漂ってるよね。奥様の声が聞こえてきたりとか、何かその辺が垣間見れるっていうのもならではだし。
外山:そうですねえ。作家の先生がこだわってる万年筆だったり、昔から使っている原稿用紙だったり、そういうのを大切になさってるのが素敵だなと思いましたけど、吾郎さん。こだわりのモノって何かありますか?
吾郎:ペンはずっと使ってるよ、そういえば。DELTAっていうさ、ドルチェビータっていう名前。イタリアのペンなんですけど。

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外山:またオシャレですねえ。
吾郎:それは友達にプレゼントしていただいて、G.Iって入ってる、イニシャルが。それはずっと使ってますからね。でも最近何かあの~、映画の撮影をずっとしていたから、撮影現場が泊まりだったから、ちゃんと自分家の枕持ってたりとか。

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外山:へええ。
吾郎:自分の家のマグカップを持っていったりとか、撮影してるとやっぱりほら、長期滞在で、地方に滞在したりするじゃないですか。

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外山:結構長い間いたりとか。
吾郎:今回は1か月間の滞在で、その間にちょこちょこは帰ってきたんですけれども。なるべく普段の自分家の環境にしたいなと思って、普段自分が扱っているマグカップとか、枕もそうだし。
外山:枕、枕こだわってるんですか? 寝やすい?
吾郎:オーダーメイドです。
外山:オーダーメイド。じゃあ、首、寝違えたりとかないですか?
吾郎:雑な聞き方するよね。あ、台本のブックカバーはず~っと使ってた。
外山:へええ。
吾郎:友達に作ってもらった、まだ5年ぐらいなんですけど、革の。

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外山:作ってもらったんですか。
2018年3月29日(木)『ゴロウ・デラックス』より

 

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 漫画界きってのヒットメイカー:浦沢直樹

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1983年のデビュー以来、「YAWARA!」や「20世紀少年」など大ヒットを連発。

そんな浦沢さんの机の上には書きかけの原稿用紙やこだわりの仕事道具が、そしてなぜか鏡が。実はその鏡で細かな表情を確認して、自分の作品に反映させる浦沢さん。

さらに部屋にはディティールにこだわる浦沢さんらしく、本棚には参考資料がギッシリ。銃に関しては本の他、大量のモデルガンを使って研究。そしてたくさんの漫画も。その中で最も思い入れのある作品が、手塚治虫氏の「鉄腕アトム 地上最大のロボット」時代、時代で格好イイ人はいるものの、浦沢さんの背骨となっているのはやはり漫画家の神様、手塚治虫先生なのです。ちなみに仕事で疲れた浦沢さんの憩いの部屋はオーディオルーム。気分転換のためにレコードを聴いたり、ホームシアター大好きな映画を観たりするのだそうです。

 

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 実は時計好きな吾郎さん

 

吾郎:もう宝物の山でしたよね。
外山:本当ですねえ。
吾郎:僕は特にもうガン好きで、銃好きですから。
外山:そうですねえ。
吾郎:大体、漫画家先生のお家に行くとやっぱり最終的に僕の画を描いてくださるじゃないですか。あれがたまらないですよね。浦沢直樹さんのもいまだにありますよ。
外山:浦沢先生のギターとか、レコードだったりありましたけど、吾郎さん。コレクションしているものあります?
吾郎:コレクションねえ、もちろんワインとかもそうですし。
外山:ああ、そっか。
吾郎:時計もそうですね。結構、何気にいい時計してるの知ってます?A.LANGE&SOHNE LANGE1)
外山:知ってます。え、自前なんですか?
吾郎:自前ですよ。何かこうメカメカしているものとかがすごくやっぱり綺麗だなと思って。僕、特に好きなのがこのシースルーで後ろ透けてるんですよ。

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外山:へええ。あ、クルクル回ってるのが見えるように、可愛い。
吾郎:若いときお店の前を通ってて、「ああ、いつかこの時計をしたいな」と思ってたんですよ。それで2年ぐらい前に購入して、うん。時計は好きです。あ、でも初めて喋ったかもしれない。
外山:あ、そうですか。
吾郎:ブログに先に書けば良かった。
外山:ちょっと。長年愛用しているモノは何かありますか?
吾郎:それはソムリエナイフだよね。
外山:ドラマやっているころからの。
吾郎:あのソムリエナイフに関してはもう20年ぐらい。ジョサタケね。
外山:ジョサタケ?
吾郎:この話してない?
外山:私は……。
吾郎:JOH SATAKEって刻印してあるでしょ、ソムリエナイフに。JOH SATAKEって。それを使うはずだったんです。その役柄が。JYOU SATAKEってちゃんと刻印しているのに、そのスタッフさんが間違えて、間にく白を作ってないんですよ。ジョサタケになっちゃって。

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外山:OとSの間に。
吾郎:そう。ジョサタケになってるから監督がおかしいって言って、それはもう使えないっていうから、あ、じゃあ、それは"Goro Inagakiっが使うよ"ってことになって。
2018年3月29日(木)『ゴロウ・デラックス』より

 

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 文壇界の鬼才・桜庭一樹

2008年禁断の父子相姦をテーマにした「私の男」で直木賞受賞。 

私の男

私の男

 

人間の奥深くに眠る狂気や闇、そしてタブーに挑み、衝撃作を次々と発表し続けている。そんな桜庭さんの仕事場というととにかく本の山。お仕事を終えてから夜1冊読み終わってから寝るため、その本の山はトイレにまで及ぶ。

そして書斎の壁にはプリントされた用紙がたくさん貼ってある。思いついたことをどんどん書き込んで直していったりとか、何かで読んだり、聞いたりした言葉でいいなと思ったものをメモし、作品作りにあたり気をつけておかねばならない言葉を自分が覚えるまで貼っておくそうです。

 

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 小説家・古井由吉

1971年「杏子」で芥川賞受賞。 

杳子・妻隠(つまごみ) (新潮文庫)

杳子・妻隠(つまごみ) (新潮文庫)

 

川畑康成賞や谷崎純一郎賞など、日本純文学の最高峰にいらっしゃる方だ。山田詠美さんや町田康さんを始め、人気作家にも彼を尊敬する人は多い。書斎はもう30年ほど使い続け、本棚には「国歌大観」といい、万葉集・二十一代集・新葉集及び史書・日記・随筆・物語などの和歌をまとめた本が並んでいたり、ドイツ語・フランス語・ギリシャ語など様々な文学にも精通、その本があって圧巻だ。

ちなみに古井さんのロケに同行した又吉直樹さんの本棚はというと、太宰治に関する本が多く並ぶ。もちろん、古井由吉さんの本も多くある。

 

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 日本を代表する美術家・横尾忠則

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1960年代に挑発的な色使いやデザインで一躍時代の寵児となり、今もアバンギャルドな作品を放ち続けている。そんな横尾さんのアトリエは30畳ほどで、床には所狭しとたくさんの画材が。例えば紙皿、これはパレットとして使い、油絵用には四角いパレットを使い、紙皿はアクリル画用のパレットとし、ここで数々の名作が誕生したのだ。

 

吾郎:すべて空間がアートでしたよ、作業場まで。場所に遊びに行くってっていうのはスタジオから飛び出して。
外山:はい。
吾郎:我々はすごい楽しいですよね。いろいろロケしたくない? だから。
外山:したいです。
吾郎:ま、ちょっと外にも出かけましょうよ、これからは。
外山:そうですね、8年目ということで。
吾郎:本当に。あまり普段出られないことが多いから、この番組は。唯一の番組だからね。
2018年3月29日(木)『ゴロウ・デラックス』より

 

そして番組からも8年目に突入ということで視聴者の皆様へのメッセージが。

 

8年目を迎えるゴロウ・デラックス
視聴者の皆さん、作家の皆さん、
これからもよろしくお願いします!

 

吾郎さんの言葉にあるように、唯一無二の番組がこれからも末永く続きます様に。

 

 

 

f:id:kei561208:20170523013943j:plain Book Bang

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*1:米軍の戦闘機P-51