【考える葦】

某男性アイドルグループ全活動期メンバーで、左利きな彼(稲垣吾郎)を愛でる会

『ムロ本、』と『ゴロウ・デラックス』- 後編 -

2017年6月29日放送の『ゴロウ・デラックス』第255回目のゲストは、先週に引き続きドラマ、映画、そしてバラエティ番組でも抜群の存在感を発揮する喜劇役者ムロツヨシさん(41歳)

 

ムロ本、

ムロ本、

 

 

f:id:kei561208:20170523013943j:plain ムロツヨシの交流関係

 

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f:id:kei561208:20170413024747j:plain 後輩の場合

芸能界随一といってもいいほど交流関係を持つムロさんですが、お酒を飲むと説教を始めてしまうという悪い癖があり、さすがにそろそろ直そうとは思っているムロさん。ただ、直り切っていないときに後輩たちはその説教を浴びてしまったためか、最近、連絡をくれないそうですがw

f:id:kei561208:20170413024747j:plain 阿佐ヶ谷姉妹の場合

阿佐ヶ谷姉妹の場合は、最近は忙しくなってしまったために出来なくなってしまいましたが、よくムロさんの自宅を掃除してくださったようで、ムロさん宅にお掃除道具を持参し、ピンポ~ン♪とチャイムが鳴って画面を見れば"阿佐ヶ谷サービスです♪"と現れ、三人でガチャガチャ楽しく掃除をするそうです。妹さんはムロさんのパンツまできちんと畳んでくださるのだとか。

f:id:kei561208:20170413024747j:plain 小泉孝太郎の場合①

ちなみに小泉孝太郎くんは同じ日にモニタリングの撮影があり、挨拶をしに行って収録後に飲みに行くことになったそうで、その後の写真が Instagramに掲載されていますのでご紹介↓

www.instagram.com

f:id:kei561208:20170413024747j:plain リリー・フランキーの場合

最近はあまり飲みには行っていないものの、一時期はすごくよく飲みに行ったリリーさん。一度、ものすごく怒られたことがあったそうで、友達の弟でもある永山絢斗くんと飲みに行くことになったある日、仕事もなくてお金もないムロさんは永山絢斗くんに『絢斗、ごめん。今日、お金ないかも……今度絶対返すからごめんね』と彼のおごりで飲みに。それを知ったリリーさんに呼び出され、「みっともないことは止めろ。お前はどんなことがあっても格好つけなさい。もうそういう年だし、友達の弟に金を出させる、そんなみっともないこと絶対するな!!」と説教を食らう羽目に。以来、ムロさんはどんな手段を使ってでもお金を出し始めます←

f:id:kei561208:20170413024747j:plain 小泉孝太郎の場合②

ただ、どんな手段を使おうが支払わせてくれないのが小泉孝太郎くんで、例えばムロさんがよく行くお店にマネージャーさんが仕事仲間と食事に行くと耳にしたムロさん。お店の人に『今日は僕が出させてください。ちょっと格好つけさせてください』とお願いし、了承も得ていたのですが、なぜかその次の次の日に小泉孝太郎くんからメールが来たかと思いきや、

 

小泉「この前、あのお店に行ったよ」
ムロ「あ、そうなんだ。近々行く予定あるから、そのときまた一緒に飲もうよ」
小泉「うん、わかった。あ、そうだ。この前のお金、俺が払わせてもらったから、怒らないでね」
2017年6月29日『ゴロウ・デラックス』放送分より一部抜粋

 

ということで、なぜかムロさんのマネージャーさんのお食事代は小泉孝太郎くんが支払っていたという。あまりの格好よさに先ほど「たまには手柄をよこせ!」と怒りに行ったそうですが、マネージャーさんが一番恐縮することに。

f:id:kei561208:20170413024747j:plain 瑛太さんの場合

もう一人、支払わせてくれないのが瑛太さん。最初の映画(『サマータイム・マシン・ブルース』)から一緒で、当時から忙しかった瑛太さんは「俺が誘ったから」とご馳走してくれ、それに甘えていたムロさん。最近になって食事に行ってお金を出そうとしても、「何格好つけてるの?昔、払わなかったくせに。ちょっと金持ったからって格好つけるな」とワザとそういう言い方をしてムロさんに払わせてくれないのだとか。

f:id:kei561208:20170413024747j:plain 笑福亭鶴瓶の場合

最近、よく連れていってくださるそうで、なぜかよくわかりませんが、ムロさんの同級生も呼んでいいよと一緒に飲む鶴瓶師匠。同級生の友達も行きは鶴瓶と飲めるの?」と呼び捨てしていたものが、帰るころになると鶴瓶さん」と言いながら帰るのだとか。相変わらず、鶴瓶師匠は気さくな人です。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 理想のお酒の飲み方は?

リリーさんや鶴瓶さんもそうですが、難しい話もせず、下ネタなどで後輩とワイワイ楽しく飲めるようなお酒の飲み方が今のムロサンの理想。変わりたいものの、つい熱くなってしまって後輩を叱ってしまうムロさん。どうしても後輩には頑張ってほしいためについ急げと思ってしまうし、何で今のんびりしているの? 今、急がないとダメだとなってしまうと説教してしまうので、わざとこうやって理想の飲み方などを言うようにし、理想の自分に近づけるようしているムロさんなのでした。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain ムロツヨシ風お友達の作り方

とにかくお友達が多いムロさん。大勢と飲んでいると1人すごくダメな人がいるときがあったりするので、吾郎さんとしては2~3人で飲む方が好きなのですが、ムロさんとしては誰とでも仲良くなろうとする人が嫌いな人もいる。浅く広くに受け止められて嫌われようがなんとか会話をして、次どこかで会ったときに"あの時、一緒に飲まさせてもらって…"という会話を継続させ、いつか"こいつドンドン話しかけてくるから、嫌いになっている方がキツイな"と思わせたいと。人を嫌うにも労力がいるので、ドンドン来るムロさんに諦めるようと、その諦める瞬間がムロさんは大好きだそうです(弄られキャラだけど、ひょっとしなくてもムロさんってドSなんじゃw)

f:id:kei561208:20170523013943j:plain シナリオに挑戦する理由とは?

8年前この連載をするようになったときに、役者をしてると台本を手にすることが嬉しかったり、読み方ひとつで芝居が変わったり、色んな関わり方が台本にはある。その台本のありがたみや読み方を知るために何をしたらいいかを考えた結果、自分で台本を書く場所があればいいのかなと連載の話をいただいた際に、"台本を書かせてもらってもよろしいでしょうか?"とシナリオに挑戦したムロさん。

1話完結の台本が22本は苦しかったと。書きたいから書くんじゃない。締め切りがあるからこそ書ける、迷惑をかけたくないから書く、約束したからこそ書くんだ!と語るムロさんに、作家さんにも同じように締め切りがあるからこそ書けるという吾郎さんですが、今回はその台本の中でもムロさんがもっとも思い入れの強い、連載第1回目の『黒船』特別朗読公演してもらうことに。

吾郎:なんで『ゴロウ・デラックス』……ドラマでやろうよ)

ちなみに前回ゲストと朗読をしたのはロバート秋山さんの子役である上杉みちくんとの"ペペェェェェ~、メメェェェェ~!!"という以来です(ムロ:あ、見た。吾郎:あれはコントだから)

しかし、テロップにしっかり"業界関係者も必見です!"と書いてくださる『ゴロウ・デラックス』の愛情が嬉しいですね。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain ムロツヨシ×稲垣吾郎特別朗読劇『黒船』

 

外山:その兄、は実家に戻ったんです、
一年半ぶりの、実家、
玄関をあけ、ただいま、とかは言わず、まぁ、言えなかっただけ、でしょうけども、靴を脱ぎ、和室に向かったんです、

 

『黒船』

 

外山:廊下から足音、
そして障子の開く音、

 

弟(ムロ)「あれ?来れたんだ」
兄(吾郎)「うん、やっぱね、最後ね、顔とかね、みときたいな、と」
弟(ムロ)「みたら、泣いちゃうんじゃない?」
兄(吾郎)「かなぁ、、、(顔をみて)おぉ、久々だ」
弟(ムロ)「去年の?」
兄(吾郎)「うん、正月以来、、今年は仕事ばたついてたし、、、黒船、、明日?なの?」
弟(ムロ)「うん、明日、、、、焼いちゃう」

 

外山:二人、黒船をみながら、しばし会話、

 

兄(吾郎)「、、母ちゃんは」
弟(ムロ)「寝てる、、っていうか」
兄(吾郎)「ふさぎこんじゃってる、か」
弟(ムロ)「うん、、、そりゃ、ね、、、大学入って家出てからは、ずっと母ちゃんに任せっきりだったし、ね」
兄(吾郎)「最初は反対してたのにな、、、情がうつるから、ダメって」
弟(ムロ)「段ボールに入った子猫、ほっとく、ってのは難しいでしょ」
兄(吾郎)「小学生の純粋な兄弟には、できんよなぁ」
弟(ムロ)「その純粋な兄弟の母親も、段ボールに入った子猫をほっとくような息子たちじゃなくて良かったと、先ほどおっしゃってましたよ」
兄(吾郎)「あらら、、、おっしゃってくれてましたか、我らの母は」
弟(ムロ)「ええ、半べ、かきながらね」
兄(吾郎)「なるほど、、、、、うん、いい母っぽいねぇ」
弟(ムロ)「っぽいねぇ、うん、いい母かもしれませんねぇ」
兄(吾郎)「うん、じゃあ、、、いい母ってことにしましょうかねぇ」

 

外山:(少しできる、間)

 

弟(ムロ「でも言ってたよ」
兄(吾郎)「ん?」
弟(ムロ)「黒船、はないだろ、って」
兄(吾郎)「(少し笑いながら)ああ、名前?」
弟(ムロ)「うん、、、たしかに白の毛並みのなかでこの黒いのは船にみえるけども、けども名前を、黒船、にするとは、、、我が息子のネーミングセンスはいかがなものか、、、と」
兄(吾郎)「いやぁ、確かにな、、、はじめて歴史で黒船習ったときは、思ったもん、、随分スケールでかい命名をしてしまったもんだ、と」
弟(ムロ)「思ったねぇ」
兄(吾郎)「ちょっと接し方変わったもん、お前すげーな、つって」
弟(ムロ)「いやいや、こいつはなにもしてないからね」
兄(吾郎)「せめて、ペリーだったな」
弟(ムロ)「あぁ、、、いやぁ小学生の我らには、そのひねりは、」
兄(吾郎)「まぁ、無理だな」

 

外山:二人少し笑い、やはり、黒船をみながら、
(ちょっと長い間)

 

兄(吾郎)「いまさら、だけど、、結構しちゃうなぁ、感謝」
弟(ムロ)「、、、しちゃうね」
兄(吾郎)「母ちゃんを、、、黒船に任せっきりだったな」
弟(ムロ)「、、、うん、、、、、」

 

外山:(少し、ほんと少し、半べ)

 

兄(吾郎)「、、、おいこら、、、、、やめろ、、、うつる」

 

外山:(でも、うつった少しの半べ)

 

外山:(長い間、そりゃできてしまう、長い間)

 

兄(吾郎)「よし、、、じゃ、、噂になっている、我らのいい母に、、、、、メシを作ってもらおう」
弟(ムロ)「こんな時に?」
兄(吾郎)「こんな時だから、でしょうに」

 

外山:(間、弟なりに察した、間)

 

弟(ムロ)「、、、、、お、いい息子っぽい」
兄(吾郎)「だろ、、、いこ」
弟(ムロ)「、うん」

 

外山:障子のあく音、
閉まる音、
そして廊下の、二人の足音、

 

<終、>
ムロ本、より一部抜粋

 

外山さんと吾郎さんが朗読後に兄弟みたいだったと語ると、"最初は緊張したんですけど、やっぱり嬉しくなっちゃった"とムロさん。"(台本を)書いたときのこと急に思い出して、「これ、あの稲垣吾郎と朗読するんだぜ」って。しかもTVの前でやるんだぜって。最初のト書きを外山さんが読んでくれた時嬉しくなっちゃって。プロが読んでる!と思って。8年前の稚拙な文章たちをプロが!プロが!"と。

最初はバラエティの体で収録していたのに、ちゃんとお芝居っぽいし、しかも自身が書かれたものもあり照れくささが先に立ったムロさんですが、実は"今からでも断れねえかなって最初思っていた"そうですw

そして外山さんの朗読が始まり、次に吾郎さんとの朗読劇が始まったときには、当時の自分へと"お~い!"と話しかけていたムロさん。"これすげぇぞ"と思ったと語れば、それは"後付けですよね"と指摘する吾郎さんが素敵です♡

⇒実際、緊張が見え隠れしていたムロさんですが、第一声を発するころにはきちんと弟としての役が入っていたのも素晴らしいですし、そんなムロさんの独特な文体に、独特の間を初体験で戸惑いつつ、瞬時にアジャストして呼吸を合わせる吾郎さんも素晴らしい。もちろん、外山さんの可愛らしい、そして聞き取りやすい声も素敵で、本当にそこにはプロフェッショナルな人たちによる朗読劇がありました。言葉にすると、この独特の間は伝わりませんが、本当に吾郎さんのお芝居が観てみたいと強く思った朗読劇でした。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain ムロツヨシ、結婚を語る

本では家族のことを多く書いていたムロさん。結婚について尋ねる外山さんに対し、この本を新たに読んで親になる願望が少しは出てきたのかなあと思ったそうです。同じように独身な吾郎さんも、これまでも語ってきたように別に結婚について「無い」とは思ってはいない。また未知の世界を経験することでお芝居もまた変わるのかなあとは吾郎さんも思うし、ムロさんも先輩などに失敗してもいいから経験したほうがいいとは言われているそうです。ただムロさんは親が離婚しているため、やはり失敗はしたくないと思っていますし、吾郎さんもこの年になって失敗はしたくない気持ちはどうしても出てきてしまうので。うん、良い人がいればお互いに結婚すればいいとは思いますが、結構難しい年齢に突入しちゃってるのかな。もちろん、結婚=幸せとも思いませんが、それぞれがそれぞれに思う充実した、それが役者として活かせる人生を送っていただけたらと願います。

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 喜劇役者としての今後の目標

ムロ:僕を今、覚えてくれてる人が少しずつ増えてきた実感はあるんですけども、「ムロツヨシ」の顔が浮かんで、その次に何か作品が浮かぶっていうのはまだないと思うのです。浮かんだとしても僕が主役じゃなくて、誰かが看板を背負ってくれてる作品だと思うので、いつか自分が主演の代表作で、ムロツヨシの顔を見たら「この作品が出てくる」作品を作りたいのと、それを積み重ねて、もちろん主演だけがやりたいわけではなく、主演以外でも楽しい喜劇を作っていき、最終的にこれから先、「あなたの好きな喜劇役者は?」「気になる喜劇役者は?」の中に、質問に、ムロツヨシです」と答える人が1人でも多く作れたらなと。そのためには代表作を作らなきゃいけないし、もっとふざけなきゃいけないし、ふざけるために自分をわざと隠す場所を作らなきゃあ……こういうふうな真面目に語っているところを意識つけさせようかなと思ったり。
吾郎:ちょっと自信なくなってきた、焦んなくてもいいから。

 

f:id:kei561208:20170523013943j:plain 山田くんの消しゴムハンコ

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ちなみに『ゴロウ・デラックス』出演が決まる前の話なのですが、家でばったり会ったときに山田くんへと番組見てるよと感想を伝えたところ、"ハンコが面倒くさいんですよ~。前情報も何にもなくて、あのスタッフ頭おかしいですよ。本当に閉じ込められてるんですよ"と聞いていたら、このスタジオに来るときに本当に閉じ込められていたのを見て、"この子に作り話は一切なかった"というチクリがw

本当にいつか、山田くんの消しゴムハンコを本にして、ゲストとして番組に招いて……そして、自分で自分の消しゴムハンコを彫るのかしらw

 

とにかく、いつものバラエティ番組で見慣れたムロさんとは違うムロさんがそこにはいました。最後の今後の目標で語った"ふざけるために自分をわざと隠す場所を作らなきゃあ"というのがいつものムロさんで、常に隠し続けてきた素に近い部分が珍しく出てきたのかなあとは思います。MCである吾郎さんも外山さんも、そして身近な山田くんも、ゲストに対してフラットの接するからこそ、いつしかゲストの緊張も解け、気づけば素に近い反応が出てくるのかもしれません。まさしく『ゴロウ・デラックス』でしか見られない貴重なムロさんを見ることが、知ることが出来た回でもあったと思います。

あまりTVに出演されないゲストが出てくださる貴重さも、普段見慣れたゲストの見慣れない部分が出てしまう貴重さも、『ゴロウ・デラックス』ならではだと思いますので、今後ともこの番組は大切にしていただきたいなとは思います。

そのためにも声を届けることは大切でしょうから、視聴された皆様のTBS、並びに番組公式HPへの感想をお願いします。

 

ゴロウ・デラックス 
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