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- 考える葦 -

某男性アイドルグループ全活動期メンバーで、左利きな彼(稲垣吾郎)を愛でる会

『結婚の嘘』と『ゴロウ・デラックス』

2017年3月23日放送の『ゴロウ・デラックス』第243回目のゲストは、恋愛をテーマとした大ヒット作をたくさんもっていらっしゃる、ドラマ化もされて吾郎さん曰く、“僕らの青春”を彩った漫画家の柴門ふみさん(60歳)

ちなみに3月6日(月)に中央公論新社の方がFacebook柴門ふみさんの出演告知をされていらっしゃいまして、そのお話によると吾郎さんも外山さんも独身ながらいろんな方向に話は盛り上がり……とのこと。

 

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1990年代には『東京ラブストーリー』や『あすなろ白書』がドラマ化され、高視聴率を記録。その後も恋愛をテーマにした話題作を生み出し続け、現在までにドラマ化された漫画は13本。どの作品にもある巧みな恋愛描写が女性たちから圧倒的な支持を集めているため、俗に「恋愛の巨匠」という異名を持つ柴門さん。

 

東京ラブストーリー (1) (小学館文庫)

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あすなろ白書 (Volume 1) (小学館文庫)

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実は『島耕作シリーズ』でお馴染みな人気漫画家の弘兼憲史さんは柴門さんの御主人で、今夜は今までテレビであまり語られることのなかったお二人の結婚生活の実態や柴門さんの貴重な漫画の創作論をたっぷり語っていただきます。 

 

課長島耕作 (1)  新装版

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柴門さんと弘兼さんがお付き合いするきっかけも漫画で、当時、大学の漫画研究部に所属していた柴門さんのところに弘兼さんから「同人誌を売ってください」という連絡が入って出会いが始まります。駅で会った後に喫茶店でお話をしているうちに、当時29歳ですでに漫画家だった弘兼さんに手伝う気があるのなら、うちの仕事場に来る?」と誘われることとなり、職場についていった柴門さん。

そんな初対面の人についていくのは危ないという吾郎さんに、「この人、絶対にいい人だ」と思った柴門さんは、それからずっといい人ですけどね、もちろんと続けますが、本日の課題図書をすでに読んでいる吾郎さんは苦笑で応えます。

弘兼さんの漫画アシスタントについたものの、当初は劇画タッチの弘兼さんに橋を描いてといわれても少女漫画タッチでヨーロッパにあるような石畳の橋を描いてしまい「もう君は手伝わなくていいよ」と却下、ご飯を作ってと言われても柴門さんは料理が作れず、結局、魚を3枚に下ろす方法や巻きずしの作り方等々、料理に関するイロハのすべては弘兼さんから教えてもらうことにw

「弘兼さん、(柴門さんのこと)好きだったよね」まさにそのとおり、吾郎さん。

ただ結婚のプロポーズ自体、ご夫婦の記憶に違いが……柴門さんは言われた記憶があるものの、弘兼さんは言った記憶なし。たとえば弘兼さんが結婚を決意した理由が、両手を火傷して使えなくなった際、甲斐甲斐しくお手伝いをしてくれた柴門さんの姿に決意をしたと弘兼さんは語っているそうですが、柴門さん曰く、すでにその前に柴門さんの父親に会い、結婚しますという挨拶はしているのだとか。おそらくは父親に結婚の挨拶はしていたものの、まだ気持ちはグラグラと揺れていて、その火傷を機に改めて決意したのではと推察する柴門さんは、吾郎さんの表情に何やら思い当たるところがあるのでは?と尋ねます。「まあ、そういうところはあるよね、男だと」ということで、本日の課題図書は、今年結婚37年目を迎えた柴門さんが夫婦の真実を説いた

 

結婚の嘘

結婚の嘘

 

 

“一目惚れの恋も運命の人も妄想”、“世界で一番好きな男と結婚することの不幸”、“なぜ夫は妻との約束を平気で破るのか?”などなど、夫・弘兼さんへの不満や結婚生活のリアルな現実が赤裸々に綴られ大反響を呼んでいる1冊。

課題図書のタイトルを見た外山さんは「やっぱりかw」とドキッとされたそうで、次から次に発表される内容のタイトルに、ある種結婚はゴールとして、そこから先は幸せが待っているイメージがあったと外山さんが語れば、柴門さんはCMにある幸せファミリーの姿に騙されてはいけないと忠告。

吾郎さんとしては弘兼さんがこの本を読まれたかが気になるそうですが、この本自体は読んではいないと思いますが、雑誌のエッセイで旦那さんのことは書き続けており、たまに「また嘘ばっかり書いて」と言われるので知ってはいるそうです。

そんな本の中から、柴門さんが結婚生活を通じて悟ったことを吾郎さんが朗読。

 

 

結婚生活とはいわば冷蔵庫のようなものである。

冷蔵庫に入っている限られた素材で、いかにおいしいご馳走を作り出すか、それに似ている。決して、他人の冷蔵庫を羨ましがらないことだ。

                     『結婚の嘘』より一部抜粋

 

これは結婚して10年目ぐらに考えていた理想、自分のありたい姿で、現実はそんなきれいごとばかりではなかったと柴門さん。

では、二人は一体どんな結婚生活を送ったのか?

1980年出会いからおよそ3年の交際期間を経て23歳で結婚。この時期に「P.S.元気です。俊平」の漫画連載も開始し、漫画家としても順風満帆なスタートを飾りますが、私生活では子供を巡って弘兼さんと意見が対立。

子供が欲しい柴門さんと、自分に似た人間が存在するのが思い描けなかった弘兼さん。

吾郎「わからなくもない。自分に似た人間が存在するっていうほど自分に自信がない」)最終的には柴門さんに洗脳され、その気になって対立は終了w

1988年 31歳の結婚9年目で『東京ラブストーリー』の連載が開始。後にドラマ化された際には永尾完治こと“カンチ”役を織田裕二さんが、赤名リカ役を鈴木保奈美さんが演じ、最高視聴率は32.3%に。赤名リカの“ねえ、セックスしよ!”というセリフは流行語になるなど、一躍社会現象に。

 

東京ラブストーリー DVD BOX

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ただそのころの柴門さんは小学生低学年と幼稚園ぐらいの子供を抱えながらの連載で、「子供の面倒を見てくれませんか?」と弘兼さんにお願いしても、「俺みたいに仕事に忙しい人間は、家で子供の面倒なんか見ちゃいけないんだ」と断られてしまったそうです。

そして話題は人気漫画を創る方程式に。

主人公は読者が一番共感を持てるニュートラルな人→一番最初の連載で男性誌の編集長に言われたのが、男が嫉妬するような男のキャラクターは描くなと。その代わり女の子は美人でお金持ちで勉強も出来て、スタイルも良いという完ぺきな子をいくらでも描いていいと。

東京ラブストーリー』で実践したのが、当時、少なかった女性読者を得るためにあえてモテるタイプの三上健一(ドラマ版:江口洋介)というキャラクターを脇役で出そうとしたこと。また赤名リカは柴門さんの周りにいる実在の変な女性、でもチャーミングでモテる女性をモデルにしたと。実際、赤名リカとカンチが初めて出会うシーンはそのモデルの行動をそのまま漫画に取り入れたそうです。

気づけば恋愛ものを描く漫画家になっていた柴門さん。自身の経験だけでは描けないので、現実世界でモテている男女のそばで観察して行動パターンを分析、行動パターンが読めてきて漫画でも登場人物が動くようになったそうです。

ちなみに『東京ラブストーリー』の赤名リカの有名な台詞“ねえ、セックスしよ!”は、第1巻が終了するころにはリカとカンチがつきあっていなければいけなかった。けれど、だらだらとして交際には至っていなかった二人の関係を一気に縮めるために、“ねえ、セックスしよ!”というセリフを思いついたのだとか。ただ、吾郎さんはそのセリフがそういう理由によって生まれたことのほうが衝撃的だったようですw 

その『東京ラブストーリー』の25年後を描いた続編が、『ビッグコミックスピリッツ』創刊35周年記念読切で50歳となった二人の「その後」が、初めて描かれて大きな話題に。

 

 

普段は自作品を読み返さない柴門さんですが、久々に『東京ラブストーリー』を読み直していたところ、読んでいる最中からリカとカンチが勝手に動き出したのでこれなら描けるなと了承をし、最終的に単行本化。

そして再び年表に戻り、1992年 35歳の結婚13年目で『あすなろ白書』の連載が開始。こちらも後にドラマ化されたときには主人公役である掛居 保役を筒井道隆さんが、そして園田なるみ役を石田ひかりさんが演じ、最高視聴率31.9%を記録。後ろから抱きしめる“あすなろ抱き”も大きな話題に。

 

あすなろ白書 DVD-BOX

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その後も数々の大ヒットを作り出す柴門さんですが、例えば『あすなろ白書』のころは娘さんが小学校高学年で息子さんが交通事故に遭って、結構大変な日々を送っていたそうです。弘兼さんも漫画以外にもテレビのコメンテーターなどのお仕事が多忙で、普段以上に子育てには参加できず。ですが、逆にそういう大変な状況だからこそ、フィクションで楽しい世界を思い描けるという意外な秘訣が。よく苦しい状況だからこそ、楽しい想像をするというパターンなのでしょうか。それが人気漫画の秘訣になろうとは。

37年目に突入した結婚生活ですが、離婚とかはしょっちゅう(汗)……いや、5年に1回、10年に1回ぐらいは考えると柴門さんがいえば、吾郎さんは「弘兼さんの話も聞きたい。今日と同じぐらいの分量」と答えたのは、常にフラットな考え方をする吾郎さんらしく、一方的なお話では判断できないと考えたのだろうなと思います。同時にそれに爆笑する柴門さんの様子から、本当に結構長い間収録でお話されてたのかなと。それだけ楽しい収録現場だったのでしょうか。

そして恒例の山田くんの消しゴムハンコですが、今日はなぜか緊張気味で登場。披露された消しゴムハンコに皺が良いと嬉しそうな柴門さん。素敵なコメントです。

 

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今回の吾郎さんは冒頭で深めのため息をついてしまったり、若干、引き気味というか、何か言いたげのようにも見えましたが、その分、外山さんが普段に比べると積極的に柴門さんとお話をされて、本当にこのお二人は片方が前に出ればもう片方はさっと引き、もう片方が前にでれば片方は自然と引かれていくバランスが良いですよね。本当にいい関係が築けているんだろうなあというのが伺えます。

 

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