【考える葦】

某男性アイドルグループ全活動期メンバーで、左利きな彼(稲垣吾郎)を愛でる会

『不機嫌な果実 第五話』感想

副題:「裏切りのバーベキュー」

前週の予告で流れた「裏切りのバーベキュー」「ステーキ肉が男たちの嫉妬を呼ぶ!!」という大爆笑を誘ったキャッチコピー。放送自体はすでに終了したというのに、いまだ読むと笑ってしまうほどその破壊力は抜群ですw

ちなみに『不機嫌な果実』は主に江頭美智留さんが脚本を書かれ、第三話のみ江頭美智留さん小山正太さんという方が共同で書かれていましたが、第五話は清水友佳子さんが担当です。

 

 

 

前週、工藤との関係を疑われ、そのやり取りの最中に傷ついて家を飛び出てしまい、結局、工藤と関係を持ってしまった麻也子。しかし、その関係をなかったことにしようと思うあたり、なんだかんだ言いつつ、麻也子にとっての工藤の意味はさほど重くないというか、麻也子の軽さばかり感じてしまいます。

翌朝、航一から門限は午後9時まで、メールをしたら5分以内に返信をするようにと告げられます(ウザイ)。揚げ句、麻也子の携帯電話のロックを解除し(おい)、チェックしようとする航一。抵抗しようとすれば、弁解せずに自分の潔白を証明できるだろうと言われ、結局は息が詰まりながらも自業自得と諦めて束縛を受け入れる日々。

そしてその連絡のやり取りの1コマが、

 

 

実際にはこの前の画面になるものの、「✉航ちゃん 5月6日金曜日9:12」という日付にスタッフの遊び心を感じます(56の日←物語関係なしw)

一方の航一はといえば、「出来たの、赤ちゃん」と電話してきた久美と昼食がてら会うことに。自分がそんなへまをするはずがないから嘘だと一刀両断に切り捨て、ルール違反が続くのであれば別れなければならないと告げる航一に、「あなたのせいよ。麻也子こと愛しているだなんてしれって言うから、困らせてやりたいと思ったの」と女としての嫉妬を本格的に航一の前でもちらつかせることに。

実際、自分の店で玲子が来て、たまたま食事をしていた工藤らを前に、これまでの発言を翻し、気持ちは理性ではコントロールできないことを認める久美。また、その後の発言で麻也子に気持ちがある工藤を煽ることで、麻也子との関係を持たせて水越家をかき回そうと暴走していきます。

夜には麻也子の元へと電話をかけ、先日の件で謝罪しつつ、仲直りがてら日曜日に知り合いのシェフが来てバーベキューをするから一緒に行かない?と。ただ、航一は接待ゴルフで予定が入っていたため、麻矢子だけで行くことに(ただし1時間おきにメールをする約束に)そのバーベキューに工藤も久美に誘われているとは知らず←

そして日曜日、約束の場所を訪れると工藤がいることを知った麻也子。一方の久美はといえば、航一が接待ゴルフで不在なのを知ると、1時間置きにメールを送る約束になっているのを使い、

 

 

皆でワイワイ盛り上がる中、一人外れて片づけをする麻也子に近づく工藤。その様子を写真に撮るなり、航一の元へ不安を煽りに電話します。ちなみに接待ゴルフをしている航一さんが着用していたゴルフウェアはこちら↓です。

 

 

もう、スタイリストさんは吾郎さんで楽しみすぎだと思うの。ファンとしてはありがとうございます、スタイリストさんですけど(・∀・)ノシ

このときの「場所はどこ?」と聞く表情がまたいいんだ。本当に今回のドラマは吾郎さんの演技を予想以上にしっかり堪能できるのでありがたいです。

航一が来るとわかり、久美の謀は続きます。白々しい演技で飲み物(+炭)がないから工藤に管理事務所で買ってきてほしいとお願いついでに、一人では大変だろうから麻也子にも一緒に行くよう指示。管理事務所へと向かう二人はといえば、門限がある話から野村の話になり、野村が好きだったのかを問われ、あっさりと「ううん。多分、私が弱かったんだと思う。寂しかったんだよね」と否定してしまう麻也子。工藤はそこで自分ならそんな寂しい思いはさせないと言いますが、気づけ。目の前にいる女性は今も寂しさから君に心揺らぎ、簡単に身体を許してしまうタイプなのだと。ま、でも恋は盲目と申しますから……はい。そんな会話の中、急に雷が鳴り始め、雨が降ってくるというこれまたベタ中のベタな展開が。自分の着ているシャツを脱ぎ、傘代わりにしてなぜか途中の山小屋へ。うん、管理事務所はすごく、すごく遠いのですね、わかります。入った山小屋で互いを意識し、そうなればどうなるのか、盛り上がるわけです。

だが、そこへ一歩、また一歩近づく接待ゴルフを切り上げ、近づく航一。接待ゴルフなのに切り上げて大丈夫だったのか問いたい気持ちはありますが、このドラマではいつものこと、ツッコんだら負けなのです(そして今日も負けたorz)。

小屋に入りかけたその瞬間、何に躓いたのかはわかりませんが、盛大にスッテンコロリンしてしまったらしい航一(夫婦そろってドジッ子体質w)は、小屋の外で尻もちをついた状態で顔全体に大量の蜘蛛の巣が引っ掛かっている始末。とりあえず慌てて蜘蛛の巣を取り払い、小屋から離れていきます。「もう、これだからアウトドアは嫌なんだ、もうッ!!」とイラつきながら。

ちなみにその翌日、『不機嫌な果実』の番宣がてら出演した『SmaSTATION!!』でドラマを見た慎吾くん曰く、一番印象に残ったシーンだそうです。イラチなゴロチが大好きな慎吾くんの反応に「アドリブ、アドリブ」と語る吾郎さん。ですが、素のゴローちゃんだったというので、まあ、素の反応に近いものをより強調して演技した結果でしょう。

そして日も暮れたころになってようやく飲み物や炭を持って戻ってくる麻也子と工藤。その間の飲み物はあったのだろうかとか、バーベキューする炭は足りたのだろうかとか、それほど長時間人が不在だったのに航一はもちろん、誰も探したりしなかったのはなぜかしらと(´・×・`)

一方、育メンぶりを発揮していた遠山茂ですが、玲子の対応の酷さについに限界を迎えたのでしょう。絶好調だった変態ぶりを脱ぎ捨て、麻也子が働く弁護事務所へと離婚の話をしに訪れます。それを知った麻也子は工藤との約束を諦め、久美の店で玲子へと忠告をすることに(守秘義務はどうした、守秘義務は)まあ、当然、理由もなしに男遊びを止めてと言われて耳を傾けるわけはなく、ましてや忠告している本人も不倫しているわけですから。結局、とある日に帰宅した玲子を待っていたのは空っぽになった自宅と茂の記入をすませた離婚届でした。それでも引っ越す前に皿屋敷ならぬブラ屋敷を入れ込んだのはさすがだと思いました(!!)

 

 

航一の誕生日当日、仕事終わりに会社前で久美が誕生日祝いに食事を一緒にしたいと待ち伏せを。断られるとその場で航一との不倫を叫ぼうとするあたり、捨て身の攻撃をする久美。ただ、捨て身すぎた。ルールを破ってばかりの久美は「ゲームオーバーだよ」と航一に切り捨てられてしまいます。うん、自業自得だとはわかっているんですよ。それでもなりふり構っていられないほど久美は航一が好きだったわけで、可哀想だ……と思っていたら、ラストのラストで航一が寝ている間に撮りためていたらしい写真の数々をプリントアウトして壁一面に貼り出すという、今後こそ本物の闇に落ちてしまった模様。う~ん、リベンジポルノでもしようというのでしょうか。ただそれセット商品で販売すれば結構儲けることが出来ると思うので、リベンジポルノをするくらいでしたらそちらをオススメしておきます。そう、需要ならいっぱいあるw

一方の麻也子はといえば、航一が少し残業で遅くなるという連絡に、津久井に工藤に送っておいてほしいと頼まれた資料を直接持っていくことに。だがなぜその途中で航一の誕生日祝い用のサーロインを購入するのだ。そしてその肉を手作りの化粧品と嘘ついて、工藤宅の冷蔵庫に入れるのだ。案の定、予定が繰り上がった航一の電話に慌てて工藤の家を飛び出す麻也子は忘れていきます。そう、肉を。

が、帰宅して肉を工藤宅に忘れたことに気づき、戻る麻也子。いや、だからなぜ戻る。

工藤宅に戻れば冷蔵庫に肉はなく、シンクに放置された肉が(良い肉が)

「大きめのがご主人で、ちょっと小さいほうが麻也子さん。夫婦の夕食ってこんな感じなんだ」と。確かに工藤の言うとおり、平気な顔をして嘘をつく麻也子は悪い女性です。悪い女性ですが既婚者であると知った上で付き合っているのに、その夫婦の形を肉とはいえ見せつけられ、嫉妬にシンクに放置する工藤にガクブルです。本人が言うように、いい大人が肉ごときで嫉妬するなんて、食べ物を粗末にしちゃいけませんとおばあちゃんに習わなかったのでしょうか(そこ?)なのに、麻也子が改めて既婚者であることを実感しただろうに、そこでまた躊躇せず盛り上がってしまうあたり、航ちゃんに動物と怒られても仕方ありません。

その航ちゃんといえば、当然に激怒です。

 

 

誕生日というめでたい日なのに、食べられるはずのサーロインがまだなのですから←

いや、でもおかげでまさに憤怒の表情で激昂し、結構出来上がっていたパズルをぐしゃぐしゃにし、椅子は倒すは、枕の生地を破って振り回し、あたりに羽を巻き散らかし、カーテンを破ったりと吾郎さんファンには既視感ある暴れっぷり。そう「No.9 - 不滅の旋律 -」のルイスを彷彿とさせる暴れっぷりを見ることができてありがたかったです。懐かしいですね、ルイス。まだあれから半年しか経っていないのですが、もう随分と昔のように感じるのはあまりにいろんなことがありすぎたせいかしらw

しかし、「僕とイタリアで一緒に暮らさないか?」と盛り上がったはいいんですが、麻也子はこの航一が待つ家にどう帰るつもりなんでしょうか。

そんな佳境を迎える第六話は最終章として、謎の女こと名取裕子さんが登場。『金曜ナイトドラマ 不機嫌な果実|テレビ朝日』公式サイトにある第六話あらすじでは、

 

 

秋から海外へ留学するという通彦(市原隼人)にプロポーズされた麻也子(栗山千明)は、夫・航一(稲垣吾郎)に離婚話を切り出す。ところが、航一は「そんな勝手なことは認めない」と、一歩も引かない。しかも、やはり麻也子はツイていなかった……。揉み合いになった弾みで、なんと航一が頭部を強打してしまったのだ。

病院で意識を取り戻した航一は、衝撃の言葉を発する。「ここはどこ…? あなたは誰…?」 ――なんと航一は記憶喪失になってしまったのだ。そのまま航一はしばらく入院し、医師が様子を見ることに。そんな中、部下を見舞いに来たブライダルサロンの社長・早苗(名取裕子)と出会い、「記憶喪失は頭を打ったことが原因ではなく、ほかに何か強いショックを受けたからかもしれない」と言われた麻也子は、激しく動揺。離婚なんて切り出したからバチが当たったのだと自分を責め、自暴自棄になってしまう…。

このまま記憶が戻らなければ、私は夫と一緒にいるしかないのだろうか――。麻也子はモヤモヤとした思いを胸に秘めながら、最愛の息子の記憶を取り戻そうと必死な綾子(萬田久子)とともに、終わりの見えない航一の看護を続けることに。そんな麻也子に対し、航一はまるで人が変わったかのように、“純粋で心優しい言動”を発するようになり…!?

自分ではどうしようもないほど、心が揺れる麻也子。時を同じくして、周囲で渦巻き始める、さまざまな人物の焦燥と悪意…。そんな中、完全に想定外だった、早苗の“思わず身も凍り付くような正体”が発覚! “最後の難敵”として立ちはだかり、麻也子を“恐ろしい運命の荒波”の中へと引きずり込んでいく――。

 

 

うん、とりあえず麻也子の運命の荒波に関しては自業自得としかいいようがないのであれですが、元々航一はセックスレスなのと多少許容範囲内の潔癖症なだけで優しい言動をしていた気が。それに航一が荒れた原因は麻也子にあるわけで……まさに負のスパイラル。

残すところ二話の『不機嫌な果実』は一体どんな結末を迎えるのか、楽しみです。まずは今夜23:15(関西地区12:24、他地域によっても遅れあり)の『不機嫌な果実 第六話』に乞うご期待!!

あ、翌週の6月8日(水)から『不機嫌な果実』の主題歌である斉藤和義さんの「マディウォーター」が発売されますので一応、宣伝。

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