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- 考える葦 -

某男性アイドルグループ全活動期メンバーで、左利きな彼(稲垣吾郎)を愛でる会

『不機嫌な果実 第四話』感想

副題:「夫と姑のお仕置き」

とりあえず第三話の感想はこの後ひっそり書いてUPしておく……いつかは←

第三話で航一への罪悪感ゆえに野村との関係を断ち切った麻也子だったが、帰宅するとあったのは航一に雇われた探偵による麻也子と野村との不倫調査報告書。そこへ現れたた航一は麻也子にその調査票に載っているのがこの前久美のお店で出会った人であることを確認すると、調査票を手に取るなり淡々と、でも早口で野村のプロフィールを読み上げていきます。妻の不倫相手を読み上げているといった感情はどこにも感じられず。だからなのか、あっさりと不倫を認め、「ごめんなさい」と頭を下げる麻也子。

「ごめんなさいって……ま、麻也子は僕に謝るようなことをしたの? それじゃ認めるんだ、この報告書の内容――――……不倫したってこと」

肯定する麻也子に呆然とした状態で手にしていた調査票を放るなり、ソファに力なく座り込んだかと思えば、うっすらと笑みを浮かべたまま

「面白かった? あのとき久美さんの店でばったり出会ったとき――――じゃあ、ハラハラしていた?」と問いかける航一へと、自分の仕出かしたことへ苦しみを感じていた胸中を告白し、もう野村とは会わないと関係を断ったことを告げる麻也子に、航一が突然激昂します。

「なんでそんなに簡単に認めるんだよ。もうちょっと誤魔化すものじゃないの。必死にとぼけたりさ、嘘ついたりするもんじゃないの?」

そして言い訳の一つもしないで、認めるなんて……と再びソファに力なく座り込んだかと思いきや、堪えきれずに涙が出始めて子どものように号泣、母親の綾子へとすぐに来てくれと電話をかけ、用を終えると同時に追いすがる麻也子を振り切って自室に閉じこもりまたしても大号泣(だがそこは麻也子の部屋でもある)

慌てて、でも小奇麗な格好をして現れる母・綾子。そこで調査票と写真を見て、麻也子が不倫をしていることを知り、麻也子に出ていけと追い出そうとする綾子。そこに部屋から出てきた航一が「離婚はしないよ」と。麻也子に自分と離婚する気があるのかを尋ねる航一に、そういうことではないと否定をする麻也子。「もし、麻也子が離婚をしたいと思っても僕は認めないよ……麻也子を愛しているからね」と。その後、息子が心配だからとしばらく水越家で泊まることに決めた綾子は寝室で航一を膝枕に。一方の妻はソファで寝るという……いや、結構いいマンションだから寝るための別室があるんじゃというツッコミは不要です。

ここの一連のシーンは本当に吾郎さんが上手いなあと。当初は大人としての余裕にうっすらと笑みすら浮かべていたものが、麻也子があっさりと認めてしまった告白に気持ちの余裕がなくなって表情が強張りだし、航一という男が本来持つ幼児性というのが少しずつ、少しずつ顔を見せ始めていくのです。最後の号泣シーンはその最たるもので、ここに航一というキャラクターの持つ不可思議さがすごく表現されていると思います。

例えば翌日に久美のお店がオープンする前に行くと連絡し、別れを告げようとする航一。突然、自宅に訪れた久美がルール違反をしているのであればこれ以上の関係は続けられない航一に、麻也子が大事なのかと久美が訪ねればあっさりと当たり前だと不倫相手の前でも認めてしまう航一。

 

 

 

そう、航一という男が語る言葉に嘘はないのではないかと。一応、麻也子とは大恋愛の末に結婚していますが、籍を入れ、生活を一緒に送っていくうちに航一にとって麻也子は何より大事な家族になっていったのでしょう。だから外では、久美にも見せない、母だけに見せる幼児性に近い表情は麻也子の前ではちらほら見せていたわけです。

でもこれはある意味、悲劇でしょうね。まだまだ女でありたい麻也子と、何よりも一番大事なのは家族であり、だけど家族には性欲を感じられない航一。その決定的な差異が二人ともわからない、わかろうともせず、自分の世界は相手の世界でもあると疑いもしないし、語り合おうともしないので、永遠にこの二人は分かり合えない。だからこそ、不審者として交番に連れていかれた工藤が身元保証人に麻也子を呼び、その後のやり取りを偶然にも目撃してしまった航一がまたしても不倫を疑い、一切口を聞かなくなったやり取りの最中、“それがそんなに大事?”という決定的な一言を告げてしまうわけです。ショックを受けながらも「キスだけでもいい、手を繋ぐだけでもいい」と切々と訴える麻也子ですが相手が悪かった。欲がそこにある、だが夫ではその欲が満たされないので他で満たされようとした。否、満たした=動物と判断されてしまったわけですから。

一方、航一の不倫相手である久美ですが、世間一般では怖い、何を考えているのかわからない女と批難されているものの、私の中では今回で可哀想な女性という位置付けになりました。

麻也子の物語の根幹をなす“私だけが損をしている”というのは、このドラマに登場する女性キャラ3名全員にいえるのかもしれません。麻也子は言うまでもありませんが、玲子も今回で夫に金で買われた哀れな女性であることが発覚しましたし、その中でも強烈に自分が一番損をしていると思っているのが久美ではないかなと思います。麻也子はなんだかんだ愚痴をいいつつも人並み以上の良い生活を送ることが出来ているし、玲子は割り切って女として奔放に生きている。一方の自分はといえば、ごく普通に生活していたはずなのに夫に妻として見切られ、若い女性に走られ、あげくに妊娠した結果、離婚となってしまい嫌でも仕事に活きるしかなくなった女性なわけです。女である自尊心を深く傷つけられているため、おそらくはあの二人に対しても強く劣等感を抱いているのではないかなと思うわけです。そのために航一に対して始まりはたまたまであったものの、そのうち麻也子に勝っているという自尊心を満たすための必須アイテムとなり、年月を経ていくうちに情まで抱くという複雑な感情に陥ったのではないでしょうか。

なので航一と麻也子がセックスレスであると知った瞬間の久美は、あっさりと航一にとっては別れられる存在ではあるものの女として優越感を抱いていたかもしれません。あの麻也子に私は勝った、航一は麻也子は抱けないけど私は抱けるというね。だからあっさりと麻也子を愛していると口にしてしまう航一に、久美の女としてのプライドはボロボロにされた可能性は高いかもしれません。なのに、複雑な胸中がずるずると関係を続けさせているわけで、麻也子への嫉妬もあり、航一への女としての復讐もあって、今後の反応が一番怖いのは確かに久美かもしれません。

ただ、玲子と茂の関係も怖いと言えば怖くなりそうな予感がひしひし。しかし、六角さんは安定の変態性ですね(褒めている)この夫婦の関係はどこかSMっぽいものの、今後の展開によっては逆転する可能性もあり得るので、そこら辺の狂気を六角さんに期待です。ただ、この夫婦の未来は暗い予想しかできないのが、はい。

そして何より、前回までは唯一の爽やか路線を走っていたはずの工藤が、癖のあるキャラクターばかりのドラマで視聴者にとって一風の清涼剤的存在であったはずの工藤がとうとう闇落ち←

Twitterの感想でもちらほらありましたが、ス、ストーカーちゃんなのかしら、この子。前回のバッティングセンターで落ちた麻也子のバングルを拾ってクンカ、クンカしてそうな気配を感じるようになってきたのは、このドラマに毒された結果だろうか。それとも工藤が毒されたか。それに偶然が偶然にも重なるとそれは必然になる―――――…なんて小説みたいなこと誰がいうか~!! いや、これはドラマだった。

しかしですね、電話番号はお互いにいつ教え合ったのでしょうか。知っていたのであれば「この前のバッティングセンターでバングル落とされたでしょう? 拾ったのでお返ししたいです」と連絡すれば麻也子にも会えるし、バングルも返して警察にも疑われなかっただろうし、一石二鳥。やはり、ここはバングルの匂いを……(黙ろう)

いや、でも不審者として警察に捕まり、身元保証人を普通に呼ぶのであれば津久井を呼ぶのが正しい選択で、連絡先を知らないから会いたくて麻也子を身元保証人にしたわけでしょ? で、その後麻也子と連絡先交換する余裕はどこにもなかったはずで……。うん、このドラマを真面目に考えたらダメなのです。そう、感じるものなのですよ(そしてツッコめ!!)

しかも第五話ではいよいよ麻也子との関係が一線を越えてしまうわけで、もうこのドラマの憩いは綾子ママンのみだよ。いや、茂と玲子の子ども、あの子には幸せになってほしいです。親は変態だけど←

ちなみに『金曜ナイトドラマ 不機嫌な果実|テレビ朝日』公式サイトにある第五話あらすじは、

 

修復しようとすればするほど、こじれていく夫・航一(稲垣吾郎)との関係。疲弊した麻也子(栗山千明)はいつの間にか、情熱的でまっすぐな通彦(市原隼人)に心惹かれ、突き動かされるように“禁断の一線”を越えてしまう。その矢先、航一が麻也子に対し、激しい束縛を開始した! 門限の設定や、5分以内のメール返信義務はおろか、通話やメール履歴のチェックまで堂々とするようになったのだ。だが、そもそも夫を裏切ったのは自分…。麻也子はこれも自業自得だと自分に言い聞かせ、ためらいながらも通彦とのアドレスもスマホから削除。日に日にエスカレートしていく異常な監視体制のもと、息苦しさを覚えながらも、主婦としての務めを黙々とこなしていく。

そんなある日、麻也子は友人・久美(高梨臨)からバーベキュー・パーティーに誘われる。接待ゴルフがあるという航一から、一人で参加するよう促された麻也子は、なんと会場で通彦と再会してしまう! 一定の距離を置き、よそよそしく接しようとする麻也子。ところが“ある事情”から、人目のない小屋で通彦と2人きりになった麻也子は、とうとう揺らぐ心を抑えられなくなり、激しく求め合うことに。その小屋に、なんとゴルフに行っていたはずの航一が近づいてきて…!?

さらに、運命の歯車はあらぬ方向へと激しく回り始める。麻也子の友人である玲子(橋本マナミ)の夫・茂(六角精児)が、妻には内緒で弁護士の津久井光石研)に“あること”を依頼。そして、麻也子はというと…通彦からまったく想像すらしていなかった“衝撃の提案”をされる――。

 

四話の終盤、麻也子の気持ちを思ってしんみりした矢先、次回予告で出た【裏切りのバーベキュー】というタイトルを見た瞬間、本当にこのドラマどうしてくれようと思いましたよ、ええ。まあ、予告は1週間後に再び視聴してもらうためにハラハラドキドキ、見たいと思わせる展開を多く放送しますが、それにしたって、それにしたって……前々から話していますが、このドラマはSNSで突っ込んで、皆で盛り上がっていく新しいモデルケースのドラマを作ろうとしているとしか思えない。事実、

 

5月27日(金)はリアルタイム写真祭り!
ドラマに出てくる写真やメール、電話の着信を疑似体験!
第5話を見ながら番組公式ツイッターをチェックすべし。

麻也子と航一、いよいよもって離婚秒読み…!? 5月27日(金)よる11時15分からは、『不機嫌な果実』史上もっともドロッドロでギットギトな(!?)第5話を放送(※一部地域を除く)。
実は、この回は登場人物がスマホで写真を送ったり、電話やメールをするシーンが多いのですが、中でも決定的な写真やメールの数々を、番組公式ツイッターで、リアルタイム公開します!
ドラマの進行と同タイミングで危ない写真やメールを受け取れば、臨場感とドキドキ感、時に恐怖も増して、あなたも『不機嫌な果実』の登場人物の気分!? ドロドロ愛憎劇を疑似体験できちゃうこと間違いナシ!
もちろん例によって、メイキング写真や撮影裏エピソードもバンバン公開しちゃいます。

というわけで、5月27日(金)はデバイス片手にテレビの前に集合! あなたの期待を決して“裏切らないリアルタイム写真祭り”に、ぜひ参加してください。
※一部地域では放送時間が異なります。ご了承ください。

 

もう確信するしかないよね、ここまでされると。

というわけでどんな嫉妬の肉が飛び交うのか(違)、今夜23:15(関西地区12:24、他地域によっても遅れあり)の『不機嫌な果実 第五話』に乞うご期待!!