勝手に演劇大賞&えんぶチャート2015
遅れましたが2月27日(土)に発表されましたWOWOW presents「勝手に演劇大賞 2015」(6回目)にて作品賞ストレートプレイ部門に「No.9 - 不滅の旋律 -」、そして白井晃さんの演出家賞、同舞台に出演された大島優子さんの女優賞受賞が決定しました。「No.9 - 不滅の旋律 -」としては3冠達成、おめでとうございました。
残念ながら吾郎さんの男優賞は逃してしまいましたが、まあ、いろいろな利権やしがらみが発生する中、ある意味一番大事な作品賞を受賞できたということは素晴らしいことだと思います。
脚本、演出が良いのはもちろんのこと、板の上で役を演ずる彼らの力量があって始めて作品というものはその素晴らしさを発揮するものです。主役の力量がなければどれだけ脇にいらっしゃる役者さんが素晴らしい演技をしようとも、どれだけ素晴らしい脚本、演出であろうとも、100%の魅力は伝わりません。だけど、「No.9 - 不滅の旋律 -」にはそれがあった。主役が主役足り得たからこその作品賞、そう感じます。
実際、WOWOW presents「勝手に演劇大賞 2015」各賞の投票コメントを読むといかに吾郎さんが素晴らしかったかが十分に伝わってきますので、もしまだお読みになっていらっしゃらない方がおりましたら、ぜひお読みいただければと思います。そしてキャストの皆様方も受賞したとの一報が届いた後は、
[Yuko's News]舞台『No.9-不滅の旋律-』にて、大島優子がWOWOW勝手に演劇大賞で女優賞を受賞致しました。ご投票頂きました皆さま、誠にありがとうございます!
— 大島優子Official Club (@o__yuko_jp) 2016年3月3日
FP)https://t.co/yzX8kly77p
SP)https://t.co/amAK4vBy9o
wowow勝手に演劇大賞
— 深水元基 (@fukami_motoki) 2016年2月27日
「No.9」が作品賞!!!
嬉しい〜♪( ´θ`)ノhttps://t.co/2ATqgbTRcV
no.9が作品賞、演出家賞、女優賞に。嬉しいですね^ ^勝手に演劇大賞2015|ステージ|WOWOW https://t.co/iQwNHyYV8n
— tadashi suenaga (@tadashisuenaga) 2016年2月27日
すっごく嬉しいです!
— erikajoh (@erikajoh0907) 2016年2月28日
おめでとうございます♡ https://t.co/W8Ur2aKtzQ
「No.9不滅の旋律」が作品賞、演出家賞、女優賞を受賞されました。素晴らしい舞台に関われて嬉しいです。おめでとうございます。https://t.co/fDFqSXHXc3
— 佐藤 慈雨 (@JiuSato) 2016年2月28日
遅ればせながら告知。wowwowの勝手に演劇大賞2015。
— Jun Miyake /三宅純 (@jun_miyake) 2016年3月4日
ストレートプレイ部門作品賞に「No.9ー不滅の旋律ー」、演出家賞に白井晃さん、女優賞に大島優子さん。「No.9ー不滅の旋律ー」が3冠達成!観客の方が選ぶ賞というところが素晴らしいです。
一様に喜びの声を上げていました。このほかにも受賞に関するツイートをされていたカンパニーの皆様もいらっしゃいましたが、とりあえずこのぐらいにしておこうかと。
そして3月9日(水)に発売された『演劇ぶっく No.180』にて発表されました【えんぶチャート2015】の作品部門にて「No.9 - 不滅の旋律 -」が6426票を獲得して第2位、そして俳優部門にて稲垣吾郎さんが7938票を獲得して第1位を獲得しました。おめでとうございます。
この【えんぶチャート】というのは『演劇ぶっく』が主宰するその年の1月から12月の間に公演された演目の中で作品部門、そして俳優部門の1位から10位を決め、『演劇ぶっく No.179(2016年1月9日発売)』についている専用の投票券で応募するファン投票となります。
これに関しては熱狂的なファンが多い=投票数に繋がるなどいろいろ意見があるとは思いますが、結果を見ても一般的に主役を演じる方が上位にいるとは限らず、むしろ芝居好きでなければ知らない作品(役者)が上位にいることも多く、知名度が高い役者さんのファン数が必ずしもイコールとして繋がらないなかなかに面白い投票でもあるかなと個人的には思います。実際、演出家でもありプロデューサーでもある岡村俊一さんのTwitterにて、
演劇ぶっくが手元に届いた。えんぶチャートのページの構成が昔の「ぴあテン」に似てきた(笑)ものに順位をつけるということは、なかなか勇気が必要で、正直にやっているといろんな大人の事情で、だんだん打ち出しが弱くなっていくものだ…。えんぶチャートはまだ信用できる。
— 岡村俊一 (@okamurashunichi) 2016年3月12日
という面白いコメントをされているので、まあ、そういうことかと。それにしても「ぴあテン&もあテン」懐かしすぎる。一応、作品部門、俳優部門は来年以降の参考になるよう投票数も含めベスト10を記載しておきます。
【えんぶチャート作品部門】
2位 6426票「No.9 - 不滅の旋律 -」
3位 5535票「真田十勇士」
4位 4358票「BREATH(劇団集団キャラメルボックス)」
6位 4155票「消失(ナイロン100℃)」
7位 3801票「阿弖流為(歌舞伎NEXT)」
8位 3599票「ワンピース(スーパー歌舞伎Ⅱ)」
10位 3411票「七年ぶりの恋人(ウーマンリブ)」
1位となった「五右衛門vs轟天」 に関していえば、【えんぶチャート2015】でも記載されていましたが劇団☆新感線というえんぶチャートでも常に上位で作品部門にあがる人気劇団の35周年公演というある種のお祭り演目ですので、1位になってもなんら不思議のないいろんなパワーにあふれた作品でした。むしろ、そんな演目に迫る勢いの票を得た「No.9 - 不滅の旋律 -」がいかに多くの観劇された方々を魅了した作品であったか、その凄さがわかります。
あ、作品部門のベスト10の中で「No.9 - 不滅の旋律 -」も書かれた中島かずきさん脚本は4本入っているという素晴らしさです。
演劇ぶっくえんぶチャートでベストテンに自分の脚本作品が4本入りました。去年の芝居が全て、しかも一位『五右衛門vs轟天』二位『No.9』三位『真田十勇士』とベストスリーが自分の作品という結果に。読者投票ですのでお客さんが支持してくれたという事実が何より嬉しい。有難うございました。
— 中島かずき (@k_z_ki) 2016年3月13日
ちなみに最後の1作品は7位に入った「阿弖流為(歌舞伎NEXT)」でして、こちらも実に素晴らしい舞台で、シネマ歌舞伎第24弾として2016年6月25日より劇場公開も予定されますので、よろしければご覧くださいませ(単なる阿弖流為ファンより)
【えんぶチャート俳優部門】
1位 7938票 稲垣吾郎
2位 6447票 浦井健治
3位 6101票 阿部丈二
4位 5823票 上川隆也
5位 5410票 栗根まこと(劇団☆新感線)
6位 3674票 井上芳雄
7位 3518票 大泉洋(TEAM NACS)
8位 3088票 風間杜夫
※敬称略
【えんぶチャート俳優部門(No.9編)】
26位 1598票 大島優子
92位 544票 加藤和樹
95位 529票 高岡早紀
173位 249票 マイコ
181位 221票 深水元基
227位 130票 長谷川初範
425位 19票 JONTE
441位 18票 山中崇
458位 17票 施鐘泰
967位 3票 田山涼成
1080位 1票 広澤草
※敬称略
とりあえず確認はしたつもりですが、もし漏れがありましたらお知らせくださいませ。そして上の【えんぶチャート俳優部門(No.9編)】得票を見てお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、施鐘泰さんとJONTEさんは同一人物なのに票を得てそれぞれ順位についています。おそらく投票券に記載されている名前でカウントをされてしまうため、施鐘泰さんとJONTEさんは別名としてカウントされてしまったのでしょう。実にもったいない結果になってしまったようです。一応、両方合わせれば36票で360位になれたんですけどね、惜しい。
ついでのようで申し訳ないですが、SMAPだと219位に草彅剛さん(146票)で238位に香取慎吾さん(112票)となっています。
吾郎さんの票が素晴らしい数字となったのは、これも吾郎さんファン以外に多くの観劇された方からの得票があったからだと推察されます。当たり前ですが、やはり多くのお芝居好きな方に観ていただく機会というのは大切なのだなあと改めてこの数字を見ると実感します。そしてこの【えんぶチャート2015】俳優部門チャート1位が今回限りにならないよう、来年以降も舞台に立ち続ける吾郎さんのためにも頑張って投票をしていきたいと思います。
例えば吾郎さんファンの間であれば吾郎さんの舞台は間違いがない、観に行きたいという期待感がもてますが、それが一般のごくごく普通にお芝居が好きな人になるとまだまだ未知数の部分は多く、下手をすればアイドルだ、ジャニーズだという偏見を持っている可能性は否定できません。ファンの投票によって結果が出るとはいえ、上に書いたようにファンの数が必ずしもイコールとして繋がらないなかなかに面白い投票である【えんぶチャート】ですから、常に上位に名を連ねることで、お芝居好きな方に一度観に行ってみようかしらと観劇するきっかけを作ることはできると思います。
吾郎さんの舞台を観ていただければ、きっとその良さは自然と気づいてくれると思うので、言葉にはしませんが一生懸命に努力して、素晴らしい結果を出す吾郎さんが少しでも報われるべく、より吾郎さんの良さに気づいてくれる人を増やすべく、ファンとしてこれからも出来ることを少しずつでもいいのでやっていこうと思いました。